「視聴率は決して悪くないのに、人気タレントの冠番組が2つ同時に終わるのは異例です。しかも、年明け早々のこのタイミングで報じられただけに、“いよいよ、地慣らしを始めたのか”という声が漏れ聞こえ始めました」(テレビ局関係者)
業界関係者が一様に驚きの声を上げたのが、『デイリー新潮』(1月16日)による中居正広(46才)の“番組打ち切り報道”だった。
現在、中居が抱える5本のレギュラー番組のうち、『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)と『ナカイの窓』(日本テレビ系)が“打ち切り”になるという内容だ。根強く囁かれるのは、「独立」に向けた動きである。芸能関係者は語る。
「特に『ナカイの窓』に関しては打ち切りになるほど視聴率は悪くなく、人気があって評価も高いので“なぜ?”との声が多い。ただ、中居さんのジャニーズ事務所との契約更新の交渉は6月に予定されており、契約が切れる9月に独立するならその時期までに“身辺整理”が必要です。残りの3番組も今後、終了時期を検討するのではないかとの噂が出ています」
2016年のSMAP解散騒動の際は、稲垣吾郎(45才)、草なぎ剛(44才)、香取慎吾(41才)が結果的に中居と袂を分かち、「新しい地図」としての活動をスタートさせた。
「そもそも解散騒動の際、最初に事務所を辞めると言い出したのは中居さんでした。でも義理堅い彼は影響の大きさを知り、騒動を鎮静化して3人が次のステップに進みやすくするため、自分は“盾”となって事務所に残留しました。また、彼の周囲のスタッフに配慮して独立を踏みとどまったともいわれています。とはいえ、あれから3年。中居さんが独立を選択しても驚きはないですね」(前出・テレビ局関係者)
『中居正広の身になる図書館』の後番組はジャニーズ事務所の後輩Kis-My-Ft2(キスマイ)の番組に決まった。
「番組終了と独立はまったく関係ありませんよ。『~身になる図書館』で何度もキスマイのメンバーと共演したり、メンバーのユニット『舞祭組(ぶさいく)』を命名するなど、中居さんとキスマイの絆の強さは有名です。中居さんが後輩に活躍してほしいと道を譲った形でしょう」(前出・芸能関係者)
噂話とは裏腹に、中居に「独立」の意思は今はまったくないようだ。
「中居さんは自分の番組を減らして後輩へ譲る一方、自分の仕事もマンネリ化しないよう気をつけています。実際、2つの番組は終了するものの4月からはテレビ朝日で中居さんがMCを務める新番組が予定されています。独立するしないといって自分のことだけを考えるのではなく、中居さんともなればもう芸能界全体のバランスをも考えているんでしょう」(スポーツ紙記者)
※女性セブン2019年2月7日号