引退から4か月、安室奈美恵さん(41才)が再びテレビに出演し、大きな話題を呼んでいる。
「放送されたのは引退直前のロングインタビューです。今回のために昨年8月に収録していたそうです」(音楽関係者)
1月20日、『NHKスペシャル 平成史スクープドキュメント 第4回「安室奈美恵 最後の告白」』が放送された。安室さんは「25年間を振り返るっていう、自分ではそういう作業はできなかった」ため、最後にきちんと話をしようと考えインタビューに応じたという。
「小室哲哉さん(60才)とのタッグから産休中の不安、引退を決断した本当の理由まで、安室さんが本音を語っていたので、ファンならずとも驚かされました」(芸能関係者)
安室さんが小室さんとタッグを組んだのは、デビューから3年がたった1995年。第1弾『Body Feels EXIT』に始まり『CAN YOU CELEBRATE?』など次々にヒットを飛ばした。当時の気持ちを安室さんはこう話した。
「次はこれを出します、次はこれを出しますとレールが敷かれていたので、(中略)脱線しちゃいけないというので必死だったかな」
絶頂期の苦悩も語った。1997年には結婚と妊娠を発表し、1年間産休をとった。
「なんで私は焦っているんだろうか? 焦りを通り越した時にふと自分を一歩引いたところで見ることができて(中略)私って、どういうふうに見られているのかなというのを冷静にキャッチできるようになった。安室奈美恵は今後、どうしたらいいかというのを、ちょっとずつ考え始めた時期だった」
1998年は多くの女性アーティストがデビューした。浜崎あゆみ(40才)、椎名林檎(40才)、aiko(43才)、宇多田ヒカル(36才)。特に浜崎は年齢も近く、歌姫として比較されることも多かった。
「名前こそ出しませんでしたが、今回のインタビューで、安室さんはあゆや宇多田さんの活躍に焦った当時の胸中を語っていました。ここまで率直に明かしたのは過去にほとんどなかった」(前出・芸能関係者)
復帰後、安室さんは小室さんとタッグを解消。袂を分かったが、たまたま同じイベントに出演した際、楽屋挨拶に行った安室さんに小室さんは優しく「すごいね、頑張ってるね」「奈美恵ちゃんは今の奈美恵ちゃんのままで」と声をかけたという。
引退のきっかけとして、7年前に歌手の生命線ともいえる声帯を壊していたことも初めて明かした。「いい状態の安室奈美恵を思い出として残してほしい」と決意したという。
60分のインタビューは見ていてあっという間だった。また安室さんの生声を聞きたい。
※女性セブン2019年2月7日号