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北米で中国マフィアの売春組織摘発 売春婦は1000人以上

北米で中国マフィアが暗躍

 米連邦捜査局(FBI)は1月中旬、米国やカナダ、オーストラリアなどの20以上の都市で売春ネットワークを形成していた中国マフィアによる国際売春シンジケートを摘発した。FBIはマフィア構成員の中国籍の男6人を逮捕、さらにカナダの捜査機関に依頼して、トロントに拠点を置くシンジケートのボスの身柄を拘束したことが明らかになった。

 マフィアは少なくとも1000人の中国人売春婦を雇っており、人身売買などの罪で起訴されている。売春婦のなかには100人以上の未成年の女性が含まれていたという。

 また、売春シンジケートは約3万人にのぼる顧客情報を所持しており、PCなどに秘匿していたことも分かっている。米オレゴン州の地元紙「オレゴニアン」が報じた。

 起訴状によると、シンジケートのボスは中国出身でトロント在住の陳宗濤(マーク・チン、46歳)。

 陳はカナダや米国、豪州などの20以上の都市の国際売春ネットワークを統括。中国本土で、主に地方の女性を雇用する形にして、国外に連れだして、各地のウェブサイトを通じて売春を強要していた。

 陳は人身売買容疑でトロント警察に拘束されており、FBIが身柄の引き渡しを求めている。

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