「LGBT」という言葉の普及とともに、メディアでもセクシャルマイノリティー(セクマイ)にスポットが当たる機会が増えた。そしてそこには、異性愛や同性愛だけでは語れない多様な恋愛観、セクシャリティーが存在している。
そこで、セクシャルマイノリティーに関係する、様々な基本用語を解説する。
『LGBT』
L=レズビアン。女性同性愛者。G=ゲイ。男性同性愛者。B=バイセクシャル。両性愛者。T=トランスジェンダー。出生時に決められた性別と異なる生き方をしている人。
『アセクシャル』
他者に性的に惹かれることがない人の総称。無性愛者。海外では主にこの定義が使われることが多いが、日本では恋愛的感情を持たない(=アロマンティック)ことをアセクシャルと呼ぶこともある。
『デミセクシャル』
基本的に他者に性的に惹かれることはないが、深い愛情や友情などのつながりを感じた場合にのみ、性的に惹かれる人。
『アロマンティック』
他者に恋愛的に惹かれることがない人。対義語は『ロマンティック』。
『ノンセクシャル』
ロマンティック・アセクシャルを表す日本独自の言い方。他者に恋愛的な感情は抱くが、性的欲求を持たない。非性愛者とも呼ばれる。
『パンセクシャル』
全性愛者。性別にかかわらず、他者に対して性的にも恋愛的にも惹かれることがある人。
『Xジェンダー』
出生時に決められた性別に関係なく、男性でも女性でもないと自認する人のこと。性別がない『無性』、男女両方ある『両性』、男女の中間『中性』など認識の仕方はさまざま。
『ヘテロセクシャル』
異性愛者。
『シスジェンダー』
体の性と自認している性が一致している人。
※女性セブン2019年2月14日号