物事には、越えてはいけない一線がある。スキャンダラスな借金問題は小室家のことであり、秋篠宮家は無関係。そこに非常に重要な一線があった。しかし、小室さん側のこんなリークにより、事態は急転する。「眞子さまもご存じである」──。
母・佳代さんと元婚約者・Aさんとの借金トラブル報道に関する文書を発表した秋篠宮家の長女・眞子さま(27才)の婚約内定者・小室圭さん(27才)。
《多くの報道において借金トラブルが残っているとされていますが、(中略)解決済みの事柄であると理解してまいりました》
小室さんは文書で母・佳代さんの抱える金銭トラブルについてそう説明した。紛争の相手である、佳代さんの元婚約者Aさんは怒りを隠さない。
「文書で私は嘘つき呼ばわりされました。私が援助したお金で、小室さんは大学に行き、留学をし、アナウンススクールにも通いました。それを、どう考えているのでしょうか。不誠実極まりない」
さらに、文書が公表された際に、《眞子さまと小室さんの結婚の意思は固い。眞子さまも文書の公表を把握している》と報じられた。
「眞子さまがメディアにお話しされるわけがないので、小室さん側からのリークとみられます」(宮内庁関係者)
親子の一方的な主張が展開された文書に、「天皇陛下の孫」の名前を出し、さらには「結婚の意思は固い」とまで報じさせたことについて、「小室さんの『皇室利用』のそしりは免れない」と言うのは、皇室関係者だ。
「小室さんは眞子さまの名前を絡めて情報をリークすることで、世間に対し“私は眞子さまの婚約内定者である”と強烈にアピールしたのです。さらに、眞子さまは秋篠宮家ではなく、小室家の方を向いていることを印象づけた。
そのことで、“いずれふたりは結婚する”と報じたメディアは多い。しかし、眞子さまにとって、皇族の内情をわざわざ流すようなお相手がふさわしいのか、もう一度、冷静に考える必要がある」
皇室ジャーナリストの山下晋司さんは次のように語る。
「多くの人が小室さん親子に反感を持つのは、価値観、倫理観、国家観といった精神的なところにずれがあるからでしょう。法的には問題なくても、精神的な面で理解できない人を、祝福するという気持ちにはなかなかならないと思います」
借金問題が解決しても、納采の儀、結婚式の費用はどうするのかという課題はある。佳代さんが皇室行事に参加するのかといった生々しい問題も現実味を帯びる。国民はそれを正視できるだろうか。
眞子さまは1月26日、国立能楽堂(東京・渋谷)で「手話狂言」を鑑賞された。その中で、黒柳徹子(85才)が、演目や手話について解説するシーンがあった。黒柳は、左手の薬指に指輪をはめる動作をしながら、「この手話は結婚を意味します」と説明した。眞子さまはそれをじっと見つめながら、聞き入っていた。
※女性セブン2019年2月14日号