改元の1か月前となる4月1日、新元号が発表される。巷では次の元号を予想するアンケートが行なわれ、老若男女の関心を集めている。そこで本誌・週刊ポストは元号の専門家や平成に関わりの強い著名人に新元号を“予言”してもらった。平成8年に開学した、その名に“平成”を冠した埼玉県加須市にある平成国際大学。堂ノ本眞学長は、「平成」という時代が終わり、新元号となることをどう考えるのか。
「新元号になっても校名は変わりません。本学は確かにマイナーですが、慶應義塾大学、明治大学、大正大学、昭和大学も時代の変遷とともに名を変えずに、歴史を積み上げブランド価値を上げてきたと思っています。
新元号は予測したこともありませんが、無理にでも考えるのならば『是宝(これたから)』。本学の建学の精神『人間是宝』からです。人は生きた資本であり資産と考え、無限の可能性を開発するという意味合いがあります」
●堂ノ本眞/広島法務局長、最高検察庁検事、福井地方検察庁検事正などを歴任。弁護士。平成国際大学学長。
※週刊ポスト2019年2月15・22日号