2005年9月、戦後60年目の夏だった。美智子さまは中学1年生だった眞子さま(27才)を、栃木県那須町にある「千振開拓地」にお連れになった。戦後、満州からの引揚者が入植し、日本の復興のために未開の地でどれだけ苦労をしたのか、実際にその地に赴き、人々と顔を合わせ、話を聞くことの大切さを伝えられたのだろう。
眞子さまは両陛下にとって初孫であり、大切に育てられてきた。美智子さまは、眞子さまの公務に臨む姿勢をたびたび褒められてきたという。
「眞子さまが今年7月頃、日本人の移住から120周年を迎えた南米のペルーやボリビアなどを訪問される方向で調整が進んでいます。昨夏、移住110周年のブラジルを2週間かけて訪問された時、記念式典出席や要人への挨拶、現地の人々との触れ合いを丁寧に行われ、非常に喜ばれたので、“もう一度、眞子さまを南米へ”となったのでしょう」(皇室記者)
両陛下の「人々の思いに真摯に耳を傾ける」という公務の姿勢を継がれた眞子さま。ただ、今夏の南米訪問には、“もう1つの目的”がささやかれ始めているという──。
「その訪問が、結婚問題を決する旅になるかもしれない」と、皇室関係者が言う。現在、眞子さまの婚約内定者である小室圭さん(27才)はニューヨーク州の弁護士資格を得るために、フォーダム大学に留学中。
「小室さんが留学先のアメリカから帰国するとなると、日本では再び警備態勢を強化しなければならず、ハードルは高い。電話やメールで連絡を取り合っているにせよ、顔を合わせて結婚について話し合えないのであれば、進展もなさそうです。
ただ、7月の南米西海岸のペルーへの訪問では、アメリカ西海岸を経由する可能性が高い。トランジットでは、公式の日程が入らないので、比較的自由に行動できます。滞在先のホテルを小室さんが訪れれば、会えないわけではありません。
もし一年越しの再会を果たすとしたら、そこでふたりは何を話し合うのでしょうか」
今、眞子さまのお気持ちは、秋篠宮家ではなく、小室家のもとにある。来たる7月、眞子さまの判断はいかばかりか。
※女性セブン2019年2月21日号