「けやき坂46」の電撃改名により、新たな名前「日向坂46」の由来となった東京・港区三田にある「日向坂(ひゅうがざか)」が、ファンの新たな聖地として注目されている。
「ひらがなけやき」として人気のアイドルグループ「けやき坂46」(欅坂46の“妹分”的存在のグループ)が、2月11日、「日向坂(ひなたざか)46」と改名された。メンバーにも事前に知らされることはなく、グループの生動画配信中にサプライズで行なわれた改名発表。その場に居合わせたキャプテン佐々木久美はじめ、メンバーたちは歓喜に沸き、涙を流す場面も見られた。
電撃発表の翌日、現地・日向坂を訪れてみると、さっそく「聖地巡礼」するファンの男女の姿が……。坂の上と下にそれぞれ設置されている、「日向坂」と記された標柱をスマホの写真に収め、SNSなどにアップしているようだ。
地下鉄麻布十番駅から徒歩数分のところにある日向坂の長さは200メートルほどしかないが、勾配はややきつめ。片道一車線の車道両側に、幅2メートルほどの歩道が整備されている。標柱の説明によると、江戸時代の前期、坂の南側に徳山藩(現在の山口県周南市)の藩主・毛利日向守の屋敷があったことが地名の由来とされる。誤って、「ひなた坂」とも呼ばれたという。
現場を訪れていた40代の男性会社員に話を聞いた。
「私はもともと地形としての『坂』が好きで、趣味で東京都内の坂巡りをしています。アイドルグループも昔から好きだったので、私にとって坂道グループは2倍楽しめる存在(笑)。乃木坂46、欅坂46も応援しています。坂道グループのコピーダンスの練習もしていて、コピーダンスのイベントにもよく行きます」
──今回の電撃改名をどう受け止めている?
「改名については、ちょっとどうかな、と。個人的にはひらがなけやきの可愛らしい感じのほうが好きです。『漢字けやき(欅坂46)』の妹的存在として応援していましたから。とはいえ、これまでの頑張りが認められたわけだし、グループの成長という意味では(改名は)いいことかもしれませんね」
なんとこの男性は、メンバーにも知らされていなかった改名を「予測」していたという。