昨年7月、関ジャニ∞の安田章大(34才)は脳腫瘍の一種である髄膜腫の摘出手術を受けていたことを明かし、“立ちくらみ”による転倒で背中と腰を骨折し、全治3か月の大けがをしたことを明かした。
「腫瘍の手術を受けたのは2017年2月。良性で手術は無事成功しましたが、脳のことなので後遺症が心配されました。手術当初は激しいめまいに襲われることがあり、立ちくらみを起こすこともたびたびあった。症状を抑えるために薬も服用していたはずです。回復に向かっていたさなかの骨折でしたから、本人の落胆も大きかった」(テレビ局関係者)
関ジャニ∞にとって大変な問題も重なった。安田の骨折と時期を同じくして、渋谷すばる(37才)が脱退を発表。昨年7月からのドームツアーを6人の新体制で回ろうとしていた矢先のことでもあった。
「安田くんは普通に座るのも厳しい状態でした。レギュラー番組の収録も休まざるを得ない中、コンサートツアーで全国を回ることになった。“半端なことをやってはいけないのではないか”と安田くんは最後まで出演に首を縦に振らなかったとか。でも、ファンをいちばん安心させるのは顔を見せることだという思いにいたり、出演を決定したんです。ただ、コンサートの舞台裏は壮絶を極めました」(コンサート関係者)
◆「大丈夫じゃない」と弱音を吐いた
初日の北海道は7月15日。舞台の袖には簡易ベッドが用意され、舞台を降りた少しの時間にはうめき声をあげながら横たわるような状態だった。
「背骨と腰骨が折れていて歌も思うように歌えない。そんな彼にメンバーが“ヤス大丈夫か”“頑張りすぎるな”と声をかけながら、なんとかまとまっていく感じでした」(前出・コンサート関係者)
そんな壮絶な舞台裏をファンが知ることになったのは1月23日。関ジャニ∞のコンサートDVD『関ジャニs’エイターテインメント GR8EST』の発売だった。初回限定版には昨年7月から始まった5大ドームツアーのメーキング映像が収められ、安田の姿もそのまま映し出されていた。
「そのメーキングを見て絶句して泣きました。骨折の影響でつらかったのはわかっていたつもりだけど、ここまでだったとは…」(20代の女性ファン)
そこに記録された安田の症状は、想像を超えていた。映像には体調を心配する錦戸亮(34才)と大倉忠義(33才)に「大丈夫、ヤス?」と声を掛けられるも、「全然大丈夫じゃないから」と弱音を吐く姿があった。