初のGIレース騎乗を終えた藤田菜七子(21)の周辺が盛り上がっている。
「2月17日に行なわれた『フェブラリーステークス』は5着に終わりましたが、最後の直線の追い上げには、これまで彼女の実力に懐疑的だった競馬関係者からも『やるじゃないか』と評価が上がった。今後は重賞レースへの騎乗チャンスも増えそうで、女性として初めてのGI獲得も夢じゃないかもしれない」(スポーツ紙の競馬担当記者)
レース以外でもイベントなどさまざまな場でのメディア露出が増えそうだが、記者たちの間にはそのことに不安の声が広がっているという。
「実は藤田は超のつくほど“カメラ嫌い”なんです。インタビューでも全然笑顔を見せないし、質問者の目を見て話してくれない。2月9日のレースで通算50勝を挙げた時も、レース後の取材でカメラマンが『右手で“5”、左手で“0”の形を作って“50”のポーズをしてください』とリクエストしたら、すげなく『嫌です』と断わられていた(苦笑)」(テレビ局のスポーツ担当記者)
前出の競馬担当記者もこう漏らす。
「JRA(日本中央競馬会)もマスコミも注目度の高い藤田騎手にもっとメディア露出してほしいのですが、いかんせん愛想を振りまくのが苦手。気の強い彼女は“可愛い”とか“女子”である部分をクローズアップしてほしくないようです。インタビューを受ける際も、よく騎手のヘルメットを被っていますしね」
マスコット扱いはお断わり、ということなのかもしれないが、GIを獲った暁には菜七子スマイルを見せてほしい。
※週刊ポスト2019年3月8日号