国内

STAP細胞騒動、佐村河内氏、号泣県議など 平成26年振り返り

作曲家の新垣隆氏がゴーストライターを告白

 いよいよ平成も残すところあとわずか。そこで、1年ごとに噛み締めて振り返ってみたい。平成26(2014)年はどんな年だったのか。プレイバックしていこう。

 関東地方を中心に45年ぶりの大雪となったこの年。「現代のベートーベン」と呼ばれた作曲家の佐村河内守氏に実は“影武者”がいたことが発覚。2月、作曲家でピアニストの新垣隆氏は佐村河内氏のゴーストライターとして18年間にわたり曲を提供してきたと告白。これまでに20曲以上を提供し、報酬約700万円を受け取ったと話し、自らも「共犯者」であったと謝罪。著作権も放棄。そんな謙虚な姿勢が功を奏してか、その後はバラエティー番組に引っ張りだこ。最近ではCMにも。

 また、年明けに発表されたSTAP細胞生成成功の研究論文をめぐる騒動も。ピンク色の研究室に白い割烹着姿で、“リケジョの星”として時の人となった小保方晴子氏は一転、疑惑の渦中の人となった。現在、小保方氏はエッセイなどの執筆活動を行っている。

 政務活動費の不自然な支出についての釈明会見が前代未聞の号泣会見となったのは、兵庫県の野々村竜太郎県議(当時)。泣いたりわめいたりの約3時間に記者らは困惑。

 芸能界では5月25日、岩手で行われたAKB48の「全国握手会」で、メンバーの川栄李奈と入山杏奈が暴漢に刃物で襲われるという事件が発生。2人は骨折や裂傷のため緊急入院。男性スタッフも負傷した。犯人は無職の24才で、凶器となったのは全長50cmののこぎりにカッターナイフを細工したものであったという。

 テレビではお昼の名物バラエティー番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が3月31日夜の『笑っていいとも! グランドフィナーレ感謝の超特大号』をもって終了。瞬間最高視聴率は33.4%を獲得。32年間の歴史に有終の美。

 映画では『アナと雪の女王』(ディズニー)が国内観客動員数2000万人を突破。興行収入約255億円と爆発的ヒット。

 流行語には「ダメよ~ダメダメ」「壁ドン」など。

■平成26年の主な出来事
1月8日 アニメ『妖怪ウォッチ』(テレビ東京系)放送開始。玩具のメダルも子供たちに大流行
2月6日 作曲家の新垣隆氏が約18年間、佐村河内守氏のゴーストライターだったことを告白
2月7日 第22回ソチ冬季五輪開幕
3月7日 大阪・大阪市阿倍野区に日本一の高層ビル『あべのハルカス』が開業
3月31日 『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)が放送終了
4月1日 消費税8%スタート
4月9日 STAP細胞の研究論文に不正発覚。理研の小保方晴子氏が記者会見
4月16日 韓国の大型客船セウォル号が沈没。乗員・乗客数約300人が死亡
5月17日 ASKAが覚せい剤取締法違反容疑で逮捕
8月27日 厚生省が約70年ぶりのデング熱による国内感染者を発表
9月27日 御嶽山が噴火。死者、行方不明者は計63人
10月7日 青色発光ダイオード(LED)開発者ら3人にノーベル物理学賞が決定
11月10日 高倉健が死去(享年83)。同月28日には菅原文太が死去(享年81)

※女性セブン2019年3月14日号

関連記事

トピックス

現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン
まさに土俵際(写真/JMPA)
「退職報道」の裏で元・白鵬を悩ませる資金繰り難 タニマチは離れ、日本橋の一等地150坪も塩漬け状態で「固定資産税と金利を払い続けることに」
週刊ポスト
精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン