7月から『NEWS23』(TBS系)のキャスターになる方向で調整していると報じられている小川アナのギャラについては、番組1本あたり100万円、年間2億円を超えるという報道もあったが、それとは乖離のある評価になっている。ある番組プロデューサーが語る。
「一昔前なら1本100万円超というケースはありましたが、制作予算の削減が進む今ではそこまでのギャラはなかなか提示できない。せいぜい1本50万~70万円前後でしょう。これでも破格の条件です。
小川アナのように『報ステ』の顔を担っていたようなアナウンサーならいざ知らず、サブ的なポジションだった女子アナでは、1本20万円程度の契約もザラです。
また、夜の報道帯番組を任せられる女子アナの値付けは高く、情報番組での起用が予想される女子アナは低くなりがち。夜の報道帯番組はある程度は制作予算が確保されているからです」
確かに査定表を見ると、報道番組出身の女子アナが総じて上位に並ぶ一方、情報番組やバラエティを主戦場としてきた面々は、人気・知名度の割には低値の印象を受ける。
元日本テレビプロデューサーの村上和彦氏が語る。
「今はどの局も広告収入が減り、10年前と比べて制作費が3割減、なかには半減している番組もあります。
フリーアナのギャラもどんどん削られており、オファー時も、『すみません。これしか出せません。それでも出演してもらえないか』と、先にギャラの低さを説明してから、交渉に入るほどです。事務所の取り分を除くと、さらに減るわけで、一部の人気アナを除いて、それほど“稼げる仕事”ではなくなっている」