「ニット帽にマスク姿。どう見ても怪しい見知らぬ人がいるな…と思っていたら、まさかの本人で、共演者もスタッフも本当に驚かされました」(番組関係者)
ドラマの中では生徒と激しいバトルを繰り広げる「先生」が、生徒たちのために一肌脱いでいた──。
衝撃的な展開が続く『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)がいよいよ最終回を迎える。菅田将暉(26才)演じる高校教師が、永野芽郁(19才)や川栄李奈(24才)、GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太(24才)らの演じる高校生を“人質”にとり、1人の女子生徒の死の謎を追う学園ミステリーだ。菅田の鬼気迫る熱演への反響は大きく、視聴率も回を追うごとにアップ、3月3日の視聴率は12.9%と、過去最高を記録した。
その菅田の姿が、2月上旬、埼玉県・小川町の体育館にあった。そこは同作のロケ現場だが、その日の撮影シーンに登場するのは、菅田以外の教師役や保護者役だけ。菅田の出番はないはずだった。
「昼休憩のときに、豚汁のケータリングがあったのですが、その配給スタッフの中にまぎれて、菅田さんがいたんです。都心から離れた現場なのに、朝早くからやってきて仕込みから手伝っていたとか。ありえない事態にみんな大感激でした」(前出・番組関係者)
座長でありながら、ドラマでは校内シーンにしか登場しない菅田は、たびたび別の現場に顔を出しているという。
「人気店『乃が美』の高級食パンを50斤以上差し入れで持ってきたり、プライベートで行ったUSJのお土産を配ったり、出演者やスタッフに菅田さんオリジナルデザインのパーカをプレゼントしたり、とにかく気配りがすごいと聞きました。
片寄さんの所属事務所の会長・HIROさんから叙々苑の高級焼肉弁当がスタッフと共演者全員に差し入れされたり、現場はいつも盛り上がっています」(別の番組関係者)
主演ドラマという意気込みからか、撮影前にはこんな「ルーティン」も。
「毎回必ず、50人前後のスタッフ・共演者一人ひとりに、それぞれの目を見て挨拶するんです。強い目力で挨拶し、現場がピリッと締まっています。菅田さんは以前、“プロは1つのものにみんなで真剣に向き合って、感動を提供する”と話していたそうですが、まさにそれを実践しているのではないでしょうか。
クランクアップは3月6日の予定。ギリギリまでいいものを作ろうという一体感があります」(前出・番組関係者)
予告なしの最終回まであと数日。菅田の葬式場面の真実は、そして真犯人は誰なのか──。
※女性セブン2019年3月21日号