芸能

高須院長「韓国の美容整形は安かろう悪かろうの無法状態」

韓国の美容整形事情を高須院長が語る

 美のスペシャリストである高須クリニック・高須克弥院長が、世の中のあらゆる事象に、思いのままに提言をしていくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、日本と韓国の美容整形事情についてお話をうかがいました。

 * * *
──女優・有村架純さんの姉であるタレント。有村藍里さんが、美容整形手術を受けました。その模様がフジテレビのドキュメンタリー番組で密着され、話題になっています。

高須:口元にコンプレックスがあったんだってね。たしかに、噛み合わせがあまりよくなさそうだった。でも、手術したことでかなりすっきりして、とてもキレイになったね。

──当然、高須クリニックでも同様の手術を行うこともあるんですよね?

高須:もちろんだよ。40年も前からやっている手術だね。でも、口元の美容整形は、手術そのものよりも、術後の管理が大変なんだよ。噛み合わせの調整は、大学の口腔外科に依頼することが多いね。噛み合わせについては、美容外科ではなく、口腔外科の専門分野だからね。

 美容整形は、医療のなかでもかなり“守備範囲”が広いことは間違いない。それこそ全身を扱うわけで、その分たくさんの知識や技術が必要となるんだよ。でも、その一方で患者さんに対してよりきめ細やかなケアをするには、専門医に診てもらうほうがいいこともある。そのあたりを手抜きせずに、ちゃんと専門家の手を借りながら、しっかりケアできるのが、優れた美容外科医だと思うね。

──その一方で、韓国で美容整形手術を受ける日本人が増えていて、トラブルに巻き込まれることもあるようです。

高須:韓国は「美容整形大国」なんて呼ばれて、美容整形を受ける人が多いのは事実だけど、必ずしも技術が高いわけではない。美容整形が身近な分、玉石混交になっていて、怪しげな医者も多い。それこそ詐欺まがいの医者だって少なくない。失敗例もものすごく多くて、失敗した患者さんが別のクリニックに駆け込むこともよくある。残念ながら、韓国の美容整形事情はあまり健全とは言えないね。

 どうしてそうなってしまうかというと、やっぱり怪しげな医者を規制することができていないからだろうね。ネットでは、韓国での激安美容整形に関する広告なんかも見かけるけど、それ自体が問題なんだよ。日本のクリニックであれば、厚生労働省の広告ガイドラインで、ネットでの誇大広告なんかは厳しく制限されている。でも、韓国のクリニックは規制の対象にはならないということだからね。誇大広告だろうが、虚偽広告だろうが、なんでもアリになってしまっている。そんな無法状態になっていれば、詐欺まがいのクリニックだって簡単に出てきてしまう。

関連記事

トピックス

悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
3月末でNHKを退社し、フリーとなった中川安奈アナ(インスタグラムより)
《“元カレ写真並べる”が注目》元NHK中川安奈アナ、“送別会なし”に「NHK冷たい」の声も それでもNHKの判断が「賢明」と言えるテレビ業界のリスク事情
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
公然わいせつで摘発された大阪のストリップ「東洋ショー劇場」が営業再開(右・Instagramより)
《大阪万博・浄化作戦の裏で…》摘発されたストリップ「天満東洋ショー劇場」が“はいてないように見えるパンツ”で対策 地元は「ストリップは芸術。『劇場を守る会』結成」
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン