国際情報

公共の場での子供の用便に賛否、北京・紫禁城やバスの中…

マナー問題は深刻

 中国ではしばしば、観光地や電車内など公共の場で、親が子供に用便をさせているケースが報じられ、「マナー違反」や「中国人の恥」などと批判の声がネット上に寄せられているが、いまのところ一向に減る気配がないようだ。

 この1か月の間にも、中国北京市の中心地で、ユネスコの国家遺産に指定されている紫禁城(故郷博物院)内や公共のバスの中での子供の用便が報じられており、ネット上では個別のケースについて賛否両論が飛び交っている。

 中国共産党機関紙「人民日報」傘下の国際問題専門紙「環球時報」によると、今年1月中旬、紫禁城内で、子供に立小便させる母親の画像がネット上で拡散。「将来ろくな子に育たない」などとの批判の声が出ている一方、「母親ばかり責めても仕方がない」との母親に同情する声も寄せられているという。

 同紙は世界遺産の故宮博物院係員の説明として、「故宮にはトイレが14カ所あり、観光ピーク時には臨時のトイレも設置している」との声を紹介。さらに係員は「発見した時は現場を掃除してもらう」と話している。

 一方、中国内陸部の湖北省大治市内を運行中の路線バス内で、48歳の母親が2歳の男の子にバス内のゴミ箱に小便をさせたところ、運転手が見とがめて「非文明的だからやめさせろ」と注意。これに対して、母親が激高、運転手に対して左手をつかみかかり、制服の袖を引っ張り上げようとした。

 ほかの客が慌てて、母親を運転手から引き離したという。乗客が警察に通報したところ、パトカーで駆けつけた警官は社会安全騒乱罪などで、母親の身柄を拘束した。

 ネット上では「乗客の命を危険にさらすような真似は絶対に許されない。この女性は自分の行動を反省すべきだ」などの意見が書き込まれている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

《2025年の相撲界を占う》杉山邦博氏×やくみつる氏 次の横綱は琴櫻か豊昇龍か、期待の星・大の里の“直すべきポイント”
《2025年の相撲界を占う》杉山邦博氏×やくみつる氏 次の横綱は琴櫻か豊昇龍か、期待の星・大の里の“直すべきポイント”
週刊ポスト
「海老名きょうだい3人死亡事件」の犯行現場となった一家の自宅
《海老名きょうだい3人死亡事件》子煩悩だった母が逮捕 残された父が重い口を開いた「妻は追い詰められたんだと思います」「助けられなかった」…後悔の念
女性セブン
読者モデルとして
《薄メイクになった小森純が振り返る平成ギャル》読者モデル時代は「撮影中に彼氏と編集長が大ゲンカ」、妊娠を機に巻き髪はストレートに「カラコン入れると目が乾燥して」の現在
NEWSポストセブン
司組長も笑顔を見せた餅つきに密着した
《六代目山口組のハイブランド餅つき》「司だ、司!」警察が色めき立った瞬間 愛用率50%!直参組長らから支持される「冬のハイブランド」
NEWSポストセブン
小型の犬種は人気だが……(写真提供/イメージマート)
《クリスマス・イヴ翌日も…》プレゼント購入されたペットを「返品」する人たち 「彼女と別れたから」「サプライズプレゼントが気に入らないと言われた」
NEWSポストセブン
相模湖ふれあいパーク内で無許可で撮影が行われていた(FANZAより)
《公園で勝手にセクシービデオ撮影》行政は「許可は出していない」「警察に相談した」 外であられもない姿に…メーカーが緊急対応
NEWSポストセブン
トランプ氏と玉木雄一郎氏の共通点とは(時事通信フォト)
【“忘れられた人々”に光を当てた】玉木雄一郎氏が明かす“私とトランプ氏の共通点” 今求められているのは「働く人、納税者がきちんと報われる政治」
週刊ポスト
歌舞伎町のシンボルの一つにもなっているバッティングセンター。
「日本一土地代が高い」新宿・歌舞伎町のバッティングセンターはなぜ潰れないのか? 店が語った驚異の「1日の来場者数」と営業理念
NEWSポストセブン
吉本新喜劇の看板座員である島田珠代さん(撮影/井上たろう)
吉本新喜劇・島田珠代(54)が語る「事実婚状態のひろしさん」のこと セックスレスとの向き合い方、更年期障害の乗り越え方を赤裸々告白
NEWSポストセブン
東京で生まれ育ったタレント・三船美佳さん
《36歳で再婚と出産の三船美佳》「気持ちのすれ違いや誤解」乗り越え、20歳となった愛娘の旅立ち
NEWSポストセブン
バンコクの夜の街の様子
《1晩600万円の値付けも》タイ人・中国人富裕層が日本のセクシー女優に熱狂…「単価相談あり」日本人女性を巻き込む東南アジア“売春ビジネス”の実態
NEWSポストセブン
『瀬戸環奈1st写真集emerald』は小学館より2025年1月28日(火)発売!
【セクシー女優転身で話題の爆美女】大型新人グラドル・瀬戸環奈が写真集で新境地「オフ感が出ている私を楽しんでください!」
週刊ポスト