もうすぐペナントレース開幕。全球団を“優勝候補”として書けるタイミングだが、「とても紙面には書けないヤバイ話」を番記者たちは日々耳にしている。記者たちが、その「取材メモ」を明かした。
セ球団担当記者A:OB陣が“再生”にやいやい口出しをするのは、阪神の藤浪(晋太郎、24)。右打者を相手にすると、あのイップス気味のノーコン癖が突然“発病”する。2月24日の中日戦でも右打者の頭部付近、左肩へと2球連続ですっぽ抜け。3月からスリークォーター気味に腕を下げましたが、一球ごとにフォームがバラバラです。
在阪スポーツ紙デスクD:だからどの球団も右打者を守ろうとする。ソフトバンク戦(3月2日)でも2イニングで対戦した7人のうち右打者3人全員に左の代打が送られた。この時期はあんまり批判的な記事も書けないから、代打の件に触れずに見出しを打った新聞もあった。けど、さすがにあれはフォローしきれないよ(苦笑)。
パ球団担当記者C:今季まともに投げられないと3年間稼動していないことになるので、放出話まで出始めているが、“行き先”として取り沙汰されるのはパの球団ばかり。阪神の打者が“被害者にならないように”という願望も混じっているのかも。
セ担当A:周囲の心配を知ってか知らずか、藤浪はソフトバンク戦の登板後、球場内の通路での囲み取材の最中に、近くにあったテレビの競馬中継に釘づけになっていたそうです。武豊騎手の大ファンだそうですが、記者連中は「見ていられる立場じゃないだろ」と呆れていました。
※週刊ポスト2019年3月22日号