国内

美智子さまが被災地の子供たちに贈った14冊の絵本

2009年、誕生日に際しての写真(写真/宮内庁提供)

 2月1日、宮内庁は皇后美智子さまがミュンヘン国際児童図書館の名誉会員に就任することを発表した。

 美智子さまと児童向け図書との縁は深く、童謡「ぞうさん」や「一年生になったら」などの作詩で知られた詩人のまど・みちおの『どうぶつたち』の英訳を担当したこともある。

 また、東日本大震災直後には、知人を通して被災地の子供たちに14冊の絵本を贈った。『おおきなかぶ』、『白いお姫さま』、『スーホの白い馬』、『くるみ割り人形』、『新美南吉全集』(1~4)、『ガラスのうさぎ』、『ともしびをかかげて』、『三月ひなのつき』、『しんせつなともだち』、『でんでんむしのかなしみ』、『龍の子太郎』、『わたしとあそんで』、『わすれられないおくりもの』、『しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです』だ。

 1998年、美智子さまは国際児童図書評議会にビデオメッセージを寄せられた。後に『橋をかける 子供時代の読書の思い出』として刊行もされたそのメッセージの中で、美智子さまは「ごんぎつね」の作者として知られる児童文学作家・新美南吉の『でんでんむしのかなしみ』に触れている。

 あるでんでんむしが、ふと自分の殻の中に悲しみが詰まっていることに気付く。自分の背負う不幸を他のでんでんむしに話すも、どのでんでんむしからも、「自分の殻にも悲しみが詰まっている」と返ってくる。そしてでんでんむしは、“悲しみは誰もが持っているもの”だと気付き、嘆くのをやめる──という内容だ。

 皇室ジャーナリストの神田秀一氏が話す。

関連記事

トピックス

無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
Instagramにはツーショットが投稿されていた
《女優・中山美穂さんが芸人の浜田雅功にアドバイス求めた理由》ドラマ『もしも願いが叶うなら』プロデューサーが見た「台本3ページ長セリフ」の緊迫
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
スポーツアナ時代の激闘の日々を振り返る(左から中井美穂アナ、関谷亜矢子アナ、安藤幸代アナ)
《中井美穂アナ×関谷亜矢子アナ×安藤幸代アナ》女性スポーツアナが振り返る“男性社会”での日々「素人っぽさがウケる時代」「カメラマンが私の頭を三脚代わりに…」
週刊ポスト
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン