夢見照うたは、「国民的アイドルグループ」と形容される3つのグループのオーディションに合格していながら、全て辞退してAVの道を選んだ。
「3グループとも高校1年生の時に受けました。最初は幼い頃から母とライブに通うほどファンだったグループ。記念受験だったので、合格はまさかの展開でした(笑い)。でも合格時に“触覚ヘア(両側の頬に髪を垂らすこと)は禁止”と言われ、受け入れられず辞退したんです。
すぐに“会いに行けるアイドル”に応募しました。会場には茶髪でギャル系の子が多かったですね。私はハキハキ喋ったところが評価された気がします。ですが合格後、“黒髪に染めて”と言われ、こちらも辞退してしまいました。あの頃は自分の中で妙なこだわりがあったんです」
しかし心を入れ替え、黒髪に染め直して臨んだ“3戦目”は今話題のグループ。
「今度こそと覚悟を決めましたが、アイドルをしていた友人に研究生の稽古やグループ内の規律の厳しさを聞いて及び腰になってしまって。結局、こちらも合格した後に……」
その後、秋葉原を拠点とする小さなグループで1年間だけ活動した。そこを辞めてからはバイト生活を送るが、徐々に別の“アイドル像”を目指すようになる。