「え、本物? 顔ちいさーい」。週末の東京・品川駅の新幹線ホームで、2人の女性が周囲の視線を釘付けにした。Koki,(16才)と工藤静香(48才)だ。
「Koki,さんはキャスケットを被っていましたが、マスクもつけないまま。静香さんは紫のベロアのコートを着て、にこやかな笑顔を見せていました。2人が通った後は、めちゃくちゃいいにおいがしました」(居合わせた人)
その前日の3月7日、Koki,は大阪でアンバサダーを務めるブルガリのイベントに出席していた。大阪名物の「551蓬莱の豚まん」を「556の肉まんじゅう」と言い間違えるシーンはあったが、仕事はしっかりこなして帰京したのが、冒頭のシーンだ。
2人は足早に車寄せに向かっていたが、ハイヤーに乗り込む直前の一瞬で、数人のファンに囲まれた。
「嫌がる素振りもなくKoki,さんは握手などに応じていました。驚いたのは、20代前半ぐらいの男性がKoki,さんと一緒に写真に収まろうとした時のこと。彼女は自分から距離をつめて、男性の肩に顔を寄せてポーズを取ったのです。セレブな印象があったのですが、気さくな人なんだなと思いました」(前出・居合わせた人)
昨年、衝撃的なモデルデビューを果たし、15才とは思えない存在感を見せつけ、ブルガリやシャネルのアンバサダーに就任。しかし、10代半ばでラグジュアリーブランドの顔になったことについては“身の程知らず”“親の七光、いや十四光”などの声も相次いでいた。
10代の少女に浴びせるにはあまりに厳しい言葉だが、Koki,の心は乱れない。
「静香さんは、“アンチがいるのはしょうがない”という考えの持ち主なんです。おニャン子クラブ時代も、18年前に結婚して以降も、心ない声にずっと耐えてきたかたですから。移動の時に“過度な変装をしない”“ファン対応する”というのは、静香さんの教えでしょう」(スポーツ紙記者)
2月22日に発売されたファッション誌『VOCE』でKoki,は、《芯が強い女性に憧れます。そう、私の母のように》と語っている。強さは確かに受け継がれた。
※女性セブン2019年3月28日・4月4日号