この1月にシアトル・マリナーズと、最大で7年総額120億円の大型契約を結び、連日のようにその動向が報道される菊池雄星投手(27才)。そんな菊池投手を支えるのが妻でフリーアナウンサーの深津瑠美さん(32才)だ。
深津さんと菊池投手の出会いは2015年。MLB(メジャーリーグベースボール)のニュースを紹介する『ワールドスポーツMLB』(NHK-BS1)のキャスターを務めていた深津さんに菊池投手が一目ぼれ。知人を介して知り合い、菊池投手の猛アタックの末、交際がスタートした。 半年の交際を経て2016年、深津さんの誕生日である6月24日にふたりは入籍した。
深津さんは、両親、3才下と4才下の妹の5人家族。どちらかといえばスポーツとは無縁で、合唱団の活動に夢中な文系少女だった。それもあって、プロ野球選手の妻になることに、家族は心配な思いがあったという。
「3姉妹の中でも、私は自由奔放なタイプ。だから、両親から常に心配されていました。特に母は心配していたようですが、1日でも長くプロ野球選手として現役生活を送ってほしいので、私も覚悟を決めました。
以前読んだ、松下幸之助さんの奥様・むめのさんの生涯が綴られた本の中に“内助の功”を示す記述があって、夫が開発しているソケットに必要な部品のかけらを関連工場の近くのゴミ捨て場から拾ってきて渡すシーンがすごく印象に残っています。夫のために尽くすむめのさんの姿に感銘を受け、そのくらいの覚悟が必要だと思ったのです」(深津さん・以下同)
そのため、アスリートに必要な栄養バランスのとれた食事を作るためのスポーツ栄養に関する資格もとった。
また、プロ野球選手の妻として心がけていることがある。
「私ができることは、おいしいご飯を作って笑顔で迎えること。あとは、勝っても負けても『おかえり』は同じトーンにしています。私は一喜一憂せずに、いつもニコニコしていることがいちばんだと思っています」
メジャー行きが決まって以来、ふたりで英会話スクールに通い、レッスンを受け続けている。英語に関しても深津さんがサポートする。
「私は帰国子女ではありませんが、実家が留学生を受け入れるホストファミリーだったため、自然と英語が身につきました。
主人はまるで受験生のように朝・晩2時間ずつ勉強して、わからないことがあると、すぐにしるしをつけて『これ、どうしたらこんな言い回しになるの?』と聞いてきます。わからないものをそのままにするのが嫌なタイプで、その姿勢は野球に通ずるものがあると思います。体作りに関する知識は広く深くて、まるで博士のように詳しいんですよ」
そうした肉体的なケアの一端を深津さんが担っている。
「3才下の妹が管理栄養士なので、彼女から栄養に関するアドバイスを受け、食事を作っています。
また、ラジオ波を介して体の深部を温める機械があって、その使い方についてトレーナーさんから指導を受けました。主人から要望があった時、そのケアを私がしています」