現役時代は「大ベテラン」だった選手でも、引退してコーチに就任すると、また「ルーキー」からのスタートだ。今年からDeNAの一軍投手コーチに就任した“ハマの番長”こと三浦大輔氏(45)は、現役時代以上に“酷使”されているという。DeNA担当記者が語る。
「三浦さんを見ていると、投手コーチと言うよりバッティングピッチャーのよう。筒香嘉智(27)の早出特打に付き合った時には、102球も活きのいい球を投げていた。現役最終年より球数は多いんじゃないですか(笑い)。トレードマークのリーゼントは健在ですが、先輩コーチが多いなかで“番長”というより筒香ら主力選手の“舎弟”のように走り回っています」
ソフトバンクで一軍内野守備走塁コーチに就任したばかりの本多雄一氏(34)も同じ立場のようだ。ソフトバンク担当記者が語る。
「盗塁王にゴールデングラブ賞と現役時代の実績は一流でも、主力の内川聖一(36)や松田宣浩(35)より年下ですからね。ノックの時なんて、“内川さん、いきま~す!”ですから(笑い)。記者連中からもポンちゃんとあだ名で呼ばれています。声をよく出して熱心と評判ですが、今後の課題はコーチとしての貫禄をどう付けていくかでしょう」
※週刊ポスト2019年3月29日号