ライフ

嫁ハラの新たな形 セクハラに近い「姑の一言」が増えている

「嫁ハラ」にもいろいろなケースがある(写真はイメージ)

「嫁ハラ」にもいろいろなケースがある(写真はイメージ)

 

「嫁ハラ」という言葉が話題になっている。世代の価値観、意識の違いを無視して、嫁に自分たちの考えを押しつけてくるなどの義理の父母からの「ハラスメント」を指すとされる。何でもかんでも「ハラスメント」になる風潮に息苦しさを覚える人も少なくないが、中にはセクハラに近いような「嫁ハラ」もあるという。ライターの高木希美氏がリポートする。

 * * *
「早く孫の顔が見たい」「そろそろ二人目は?」「女の子がいるから次は男の子を生んだほうが」──義父母から浴びせられる、そのような言葉に不快な思いをする女性は少なくありません。ただ、最近相次いで聞いたエピソードはもう少し踏み込んだもので、義母からのセクハラと言えるようなものでした。

 亜美さん(30代、仮名)は、昨年の春に第一子が生まれました。ご主人は広告代理店勤務。お子さんが7か月になる頃、ちょうどお正月を迎え、ご主人の実家に帰省することになりました。お正月は毎年、夫の実家に4日間滞在するのが“ルール”になっているそうです。

 そんな中、お正月に産後初めての生理が復活したというのです。

 産後初めての生理は、人それぞれですが重くて辛い人も多く、亜美さんもひどい生理痛と貧血症状に悩まされました。寒い中、長旅を経て義理の両親の家に着くなり、丁寧にお詫びしたという亜美さん。

「お義母さん、ごめんなさい、今年のお正月もお手伝いしたいのですが、産後初めての生理が来てしまって、どうしても今日だけ休ませていただけませんか。貧血もあって」

 その亜美さんに義母はこんなことを言ったそうです。

「あら。じゃあもう亜美さん避妊はしっかりしないとね。年子はかわいそうだから。2~3年あけてちょうだいね」

関連キーワード

関連記事

トピックス

小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
6月9日付けで「研音」所属となった俳優・宮野真守(41)。突然の発表はファンにとっても青天の霹靂だった(時事通信フォトより)
《電撃退団の舞台裏》「2029年までスケジュールが埋まっていた」声優・宮野真守が「研音」へ“スピード移籍”した背景と、研音俳優・福士蒼汰との“ただならぬ関係”
NEWSポストセブン
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》王貞治氏・金田正一氏との「ONK座談会」を再録 金田氏と対戦したプロデビュー戦を振り返る「本当は5打席5三振なんです」
週刊ポスト
打撃が絶好調すぎる大谷翔平(時事通信フォト)
大谷翔平“打撃が絶好調すぎ”で浮上する「二刀流どうするか問題」 投手復活による打撃への影響に懸念“二刀流&ホームラン王”達成には7月半ばまでの活躍が重要
週刊ポスト
懸命のリハビリを続けていた長嶋茂雄さん(撮影/太田真三)
長嶋茂雄さんが病に倒れるたびに関係が変わった「長嶋家」の長き闘い 喪主を務めた次女・三奈さんは献身的な看護を続けてきた
週刊ポスト
6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
《“度を超えた不倫”で中国共産党除名》同棲、妊娠、中絶…超エリート医師の妻が暴露した乱倫行為「感情がコントロールできず、麻酔をかけた患者を40分放置」
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン