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全球団キャンプ訪問20年の金村義明氏「伝書鳩」時代の収穫

 

かつては“伝書鳩”のようだったと自らを評する金村氏

 何度も飛行機に乗り、自らレンタカーを運転し、練習休養日を避けながら球団を巡る──。元プロ野球選手の金村義明氏(55)が引退以来行なっている全球団へのキャンプ行脚が、20年目を迎えた。なぜ、全球団を巡るのか。金村氏が語った。

 * * *
 いや、ホンマかないませんわ。花粉の飛んでるこの時期は、くしゃみや鼻水だけじゃありませんからね。顔全体がもうかゆくてかゆくて、花粉症には8年ほど前から悩まされてて。

〈取材会場に姿を見せた金村氏は、濡れたおしぼりで顔を拭きながら話し始めた。〉

 でも、今年もずっと外におりました。沖縄3往復に、宮崎2往復で、全12球団のキャンプを回りましたよ。年のせいで体もキツくなってきましたけど、こればっかりは、行かへんと気持ち悪いというかね。自己満足かもしれないですけど、楽しいですし、何より野球が好きですから。

〈金村氏は、兵庫・報徳学園の「エースで4番」として1981年の夏の甲子園を制し、ドラフト1位で近鉄(当時)に野手として入団。中日、西武と渡り歩いた18年の現役生活では、強打の内野手として活躍した。

 現在は、テレビ、ラジオにレギュラーをもつ人気野球評論家だが、引退後すぐは、スポーツ紙などの専属契約がなく「フリーランス」として活動を始めたという。しかしその下積み期間が、他の評論家とは違う独自のスタイルを築き上げた。〉

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