本誌・女性セブンが実施したアンケートによると、読者の54%が電子マネーを持っており、中でも、「WAON」と「nanaco」を持つ人が、それぞれ約半数に及んだ。そんな“主婦御用達電子マネー” 「nanaco」について、今さら人に聞けない基本からお得な裏ワザまでを、徹底解説する。電子マネーこそ、キャッシュレス時代の“節約の鍵”になるかもしれない!
【nanaco】
セブン&アイ・ホールディングスが展開する電子マネー。カード形式の「nanacoカード」と携帯端末のおサイフケータイで利用する「nanacoモバイル」がある。イトーヨーカドーなどの系列店で使え、nanacoポイントがたまる。
【複数枚使っての 税金払いが得!】
nanacoで税金や公共料金を納付書払いした場合、電子マネーのポイントはつかないが、裏ワザを使うとポイントがつけられると、ポイントサービスに詳しい「ポイ探」代表・菊地崇仁さんは言う。
「『セブンカード・プラス』などのクレジットカードでチャージすれば、チャージ額に対してポイントがつきます」
また、nanacoは1枚の限度額が5万円だが、セブン‐イレブンでは複数枚使える。例えば、年20万円の健康保険料をnanaco4枚で払えば、1000円分のnanacoポイントになる。試してみて!
【nanacoの仲間たち】
【1】電子マネー
カードは2種類。通常の「nanaco」のほか、60才以上への特典が満載の「シニアナナコ」がある。
■ポイント還元率は WAONよりイイ!『nanacoカード』
グループ店での使用なら100円で1ポイントたまる。たまったポイントは、1ポイント1円から使えるが、電子マネーに交換する場合は、レジカウンターで店員に声を掛けて交換してもらう。総合通販サイト「オムニ7」での買い物にも使える。
■60才以上に便利なカード『シニアナナコ』
60才以上から使える。通常のnanacoのサービスに加え、毎月15・25日の"シニアナナコデー"にシニアナナコで支払うと5%オフになる(一部商品除く)。65才以上なら新規会員登録の発行手数料300円が無料に。申し込みには年齢確認書類が必要。
【2】電子マネー機能付きクレジットカード
nanaco機能がついている一体型と、すでに持っているnanacoとを紐づけて使う紐づけ型の2種類がある。
■どこで使ってもnanacoポイントがたまる『セブンカード・プラス』
系列店やそれ以外など、使う店によって200円で1~3nanacoポイントがたまるほか、nanacoへのチャージでもポイントがたまる。一体型はnanacoカードとクレジットカード機能を1枚で使える。紐づけ型はnanacoモバイル使用者におすすめ。年会費は初年度無料。