東京五輪では生観戦して、日本選手が金メダルをとる瞬間をこの目で見たい! でもチケットは争奪戦だろうし……まだ諦めるのは早い。日本人の金メダル候補がいるマイナー競技を狙うのも手だ。五輪観戦に詳しいスポーツジャーナリストの折山淑美氏が語る。
「カヌー(スラローム)の羽根田卓也選手は、リオ五輪の銅メダリストで、東京でも金メダルの有力候補です。葛西臨海公園の隣に新設されたカヌーのスラローム会場は日本初の人工急流コースで、会場は広いし、チケットも安い。競技も見ていて楽しいと思います」
日本のお家芸である空手も金メダル獲得の期待は高い。しかも決勝A席1万2800円、D席は5500円と他の競技に比べれば価格も低めだ。五輪では多くの競技で観戦条件の良い席から順にAチケットからDチケット(開会式・閉会式と陸上競技はEチケット)まで用意されているが、水泳(競泳)決勝のAチケットは10万8000円、Dチケットでも1万1800円、野球の決勝Aチケットが6万7500円、Dチケットが1万円、といった価格と比べると低予算で済む。
「組手と形がありますが、形では、男子の喜友名(きゆな)諒、女子の清水希容(きよう)の両選手がともに金メダル確実と見られています。形は組手と違い、ひとりで演武するので不確定要素がほとんどない。センターポールに日の丸が上がる可能性が最も高い競技だと思います」(スポーツ紙記者)