芸能

のどのがん告白の吉田拓郎 妻・森下愛子は食事で献身

2014年、吉田拓郎は妻と一緒に食事を楽しんでいた

 3月24日深夜に放送されたニッポン放送『吉田拓郎 ラジオでナイト』(日曜午後11時30分~深夜0時30分)で、吉田拓郎(72才)が重大な告白をした。

《話したいのは、ぼくがいろいろな病と闘ってきたことについてなんです…》

 それは「がん闘病」の告白だった。

《これは初めてお話ししますが、2014年にぼくののどの声帯に白板症という異物が発見されたんです。(中略)その異物を取って調べたところ、がんがまた発見され、Wパンチを受けてしまいました》

《のどに放射線を当てる放射線治療が2か月間始まりました。治療が終わってから数か月間は放射線の後遺症が残りまして、大変な苦痛を味わうことになって…約半年間、苦痛の日々が続きました。ぼくはその時“もう歌えない”というふうに思いました》

 のどのがんの放射線治療のつらさについて、医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんはこう語る。

「放射線治療を始めると味覚がまったくなくなり、唾液も出なくなって、痛くて食事がのどを通らない。唾液が出て、ものをスムーズにのみ込めるようになり、味覚が戻るまでには年単位の時間がかかります」

 当時を知る関係者は、妻・森下愛子(60才)の献身ぶりについてこう話す。

「放射線治療を受け、のどの痛みで食事をするのもままならない拓郎さんは、見る影もないほどやせ細ってしまいました。そんな拓郎さんのために、愛子さんは徹底的に食事にこだわりました。おかゆを中心にしながら、拓郎さんの食欲が少しでも増すような味付けを心がけ、拓郎さんが食べたいものを細かくして入れるなど、食べやすく工夫して調理。もちろん栄養もしっかり摂れるようにと考え抜いていたそうです」

 そうして徐々に体調が回復してくると、森下が作る食事は、吉田にとってますます闘病に欠かせない“励み”になっていったという。

「拓郎さんが“アレが食べたい”と2日分のメニューをリクエストし、愛子さんがその材料を注文して、料理する。そのコミュニケーションも楽しくて、ますます拓郎さんの食欲が増し、体調も順調に回復していったそうです」(前出・当時を知る関係者)

※女性セブン2019年4月11日号

まさにおしどり夫婦

まさにおしどり夫婦

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン