「人生の残された時間を具体的に考えた時に、もう少し穏やかな時間の中で、芸能活動以外の事に時間を使って人生を充実させたいと思うようになりました」
こんなコメントと共に、2019年いっぱいでの芸能界引退を発表した森昌子(60)。一報を受けてファンは悲嘆に暮れているが、彼女の引退が“奇跡”を呼ぶ可能性がある、というのは、ある芸能関係者だ。
「『花の中3トリオ』の中でも、とりわけ仲良しだった山口百恵さんとの共演が見られるかもしれない」
山口さんはデビュー前、森の自宅で下宿しており、一緒に風呂に入り、四畳半の部屋で2人抱き合っていたという逸話があるほど。森自身、いまだにメールで頻繁に連絡を取り合う仲だと明かしている。
「かつて森さんが離婚問題で精神的に参っていた時も、百恵さんが直接電話して、『私にできることがあれば何でもする』と励ましたそうです。文字通り40年来の親友で、森昌子の引退の花道を飾る存在として、最後に百恵さんとの共演を望む声が音楽関係者の間でも出ている」(前出・芸能関係者)
森のラストコンサートは、12月25日を予定している。
「最後に花束を渡す役割くらいなら引き受けてくれるかもしれない。それだけでも、実現すればすごいことです」(同前)
“花の還暦コンビ”が見られれば往年のファンも大喜びだろう。
※週刊ポスト2019年4月12日号