プロ野球が開幕した。高卒のゴールデンルーキーに加え、各チームの新監督たちの采配が注目の的だが、ベテラン選手たちも負けてはいない。4年連続V逸の巨人ブルペンには、球界最年長の上原浩治(43)がいる。昨年メジャーから復帰したものの成績は振るわず、オフのヒザ手術からの復活を目指す。
「昨年の日本球界復帰はオープン戦期間中でした。すぐに一軍に合流しましたが、準備時間がまったく足りていなかった。
そのため、今年は開幕を見据えながらかなり入念に調整を進めてきました。元来コントロールで勝負してきた投手。ヒザの状態が戻れば、ワールドシリーズの胴上げ投手の経験が、ペナントレースの佳境で生きてくる」(在京スポーツ紙記者)
今季から加入の新戦力も早くも正念場だ。
オリックスから移籍した中島宏之(36)は、近年はファーストや代打での起用が増えていたが、若き大砲・岡本和真(22)とのポジションの重なりから、今年はキャンプで特守志願でサードにも挑戦し、出場機会を少しでも増やそうと試行錯誤を続けている。
※週刊ポスト2019年4月12日号