中国陝西省で13歳から4年間、通学する高校の教師から性暴力や脅迫を受けていた17歳の女子高生が悩みに悩んで何回も自殺未遂を繰り返していたことが地元テレビのインタビューなどから明らかになり、教師は逮捕されていたことが分かった。
この女子高生の両親もこれまで自殺未遂の原因は分からず、「学校生活でのストレス」くらいにしか思っておらず、娘の告白で初めて性被害を受けていたことが分かったという。彼女の告白はネット上でも拡散し続けている。
この高校教師については「倪」という苗字しか分かっていないが、教師は彼女が13歳の時、学校生活や勉強などについての学習指導を口実に美術室に呼んだという。彼女が部屋に入った後、倪は彼女を背後から羽交い絞めにして、叫び声を上げた彼女の口を手でふさいで、顔を殴りつけるなどして、暴行に及んだという。
その後も教師は性的な暴力を繰り返したほか、その行為を動画で撮影して、誰にも話さぬように脅迫して、4年間も関係を続けていたという。
今年2月、路上で駐車していた倪の車中で、彼女が倪に「動画を処分してほしい」などと懇願したが、倪は逆上して、彼女を殴るなどの暴力を加えていたところを通行人が目撃し、警察に通報。駆けつけた警察官によって、倪は暴行の現行犯で逮捕された。女子高生は警察に保護された。