NHKの連続テレビ小説としては通算100作目となる『なつぞら』が4月1日にスタートした。そこで、記念すべき100作目の朝ドラをより楽しむためのトリビアを紹介しよう。
【連続テレビ小説『なつぞら』】(NHK、全156回予定)
昭和21年の初夏、戦争が終わり、戦災孤児となった奥原なつ(9)は、父の戦友・柴田剛男に連れられ、北海道・十勝にやって来た。離れ離れになってしまった兄と妹を案じながらも、柴田家で懸命に生きる術を身につける。そして小学校の同級生・天陽の影響を受け、アニメーターへの憧れを募らせて…。
◆眼福間違いなしの朝! なつを囲む美男たち
ヒロイン・なつ(広瀬すず、20才)の相手・天陽役に選ばれたのは、ネクストブレーク俳優最右翼との呼び声高い吉沢亮(25才)。絵の楽しさを教え、なつの生涯に影響を与える。そんな吉沢は、なつの心を支える雪次郎役の山田裕貴(28才)とプライベートでも親友。どちらがなつのそばにい続けるのか? ほかにも実兄・咲太郎役に岡田将生(29才)、養子先の長男・照男役に清原翔(26才)、天陽の兄・陽平役に犬飼貴丈(24才)…と、タイプの違うイケメンが続々登場する。
◆少女時代のなつは、8才にして朝ドラ2度目
なつの少女時代を演じる粟野咲莉ちゃん(8才)は、6才の時に、芳根京子(22才主演の『べっぴんさん』(2016年)でヒロインの娘役を務めた経験の持ち主! 森永乳業『MOW』のCMでは田中圭(34才)とも共演している話題の少女だ。
◆北海道はでっかいどう! ロケ奮闘記
ドラマの最初のシーンとなった大草原の撮影には、こんな苦労話が…。スタッフはドローンカメラに映り込まないように隠れなければならないのだが、広大な大地には隠れる場所がなく、30mほどの急な斜面を何度もダッシュしたという。また柴田牧場への道は、牧草地を刈り、さらに車で20往復して踏み固めて作られた。美しい映像美にはスタッフの弛まぬ努力があった。
◆オープニングは全編フルアニメーション
「ジブリに似てる!」と話題のオープニングアニメは、元スタジオジブリの舘野仁美さんと、22才の新人アニメーター・刈谷仁美さんが中心となって作られた。制作期間は約1年、作画枚数は2100枚にも及ぶ。子供のなつは刈谷さんの空想キャラクターで、大人のなつは少し広瀬に似せたという。なつもアニメーターを志して上京するが、2人のようになれるかも見どころのひとつだ。
◆歴代のヒロインたちの豪華競演!
なつを愛情深く育てる柴田富士子役を演じるのは、『ひまわり』(1996年)のヒロインを務めた松嶋菜々子(45才)。『おしん』(1983年)の小林は、なつの同級生のお母さんを。兄・咲太郎を息子のようにかわいがる女将を演じる山口智子(『純ちゃんの応援歌』、1988年)とバリバリの女性実業家役の比嘉愛未(『どんど晴れ』、2007年)は、東京編から登場。かつて朝ドラを沸かせた顔ぶれが『なつぞら』を盛り上げる。
※女性セブン2019年4月18日号