日本の伝統音楽を継承する旗手たちには、若く麗しき女性も多い。囃子(小鼓)演奏で多方面に活躍する安倍真結さん(31)が囃子の魅力を語る。
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ゲームがすごく好きなので、大好きな『戦国無双』のBGMに起用していただいたときは本当に嬉しかったです。自分が入れた音を聞きながらプレイするのは新鮮な体験でした。
歌舞伎や日本舞踊で笛、小鼓、大鼓、太鼓を演奏する囃子方の役割は、音による状況説明や感情表現など様々です。お囃子は楽譜などの資料が少なく、きちんと研究し形に残しておかないと後世に消えてしまう恐れがあったので、博士課程まで修めました。
フルーツサンドが好物なのでCMのお仕事で、「苺クリームサンド、ポンッ!」と出演してみたいです(笑い)。
●あべ・まゆ/1988年、東京都生まれ。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業、同大学院修了。博士号(音楽)取得。幼少より母の二代目望月太左衛に師事。演奏会のほか、ゲーム、CMや大河ドラマ『西郷どん』への参加など多岐にわたり活動。
■取材・文/曹宇鉉(HEW)、撮影/榎本壯三
※週刊ポスト2019年4月12日号