23年連れ添った64才の妻と、13才年下夫が突然の離婚。夫が若い女性に走ったのでは、と勘ぐりたくなるが、この夫婦の場合は勝手が違った。数々の映画やドラマで名演技を見せる渡辺えり(64才)が、4月1日、同じ劇団に所属する夫の土屋良太(51才)と離婚したことを所属事務所のホームページで発表した。
「ホームページには《話し合いの末、このような結論に至りました》とあるだけで、理由については一切触れられていません。不可解なのはふたりが離婚したのは昨年8月で、土屋さんはすでに家を出て、劇団も離れています。なぜこのタイミングで発表したのかも謎です。役者仲間の中には“本当に円満離婚なのか”と首をかしげる人もいます」(劇団関係者)
ふたりが結婚したのは1996年。渡辺が旗揚げした劇団内では御法度だった交際を人知れず進め、彼女がプロポーズをした結果だった。当時、渡辺は40代で土屋は20代だった。
「『いつ結婚するの』と渡辺さんに言われて覚悟を決めた土屋さんは、佐渡島の実家に電話をして結婚の報告をしたところ、母親に『愛人じゃダメなの?』と切り返されて、絶句したそうです。それでも、ふたりは一緒になることを選びました」(前出・劇団関係者)
その後、芸能界でも珍しい格差夫婦、そして年上女房夫婦として知られたが、その関係はほどなく冷え切ってしまったようだ。
「えりさんは結婚当初から子供を望んでいて、それもあって結婚を急いだと言っていました。でも、忙しさもあってか、お子さんに恵まれることはありませんでした。しかも結婚後、えりさんの仕事が順調だったために夫婦格差は縮まるどころか広がる一方。せめて家のことを頑張ろうと、土屋さんは朝食の準備などは欠かさず行っていたそうですが、彼にとって悩みは尽きなかった」(渡辺の知人)
追い打ちをかけるようにふたりの関係が悪化する出来事が連続する。
「5年ほど前ですが、不倫報道があったんです。渡辺さんが27才年下の俳優と不倫関係にあったという内容です。まあ、エネルギッシュで人望もある渡辺さんですし、さもありなんという話でしたが、土屋さんは自分より若い俳優に手を出したことに大きなショックを受け、笑い話では済まされなかったようです。1年ほど家を出ていた時期もありました」(別の劇団関係者)
それでも離婚しなかったのは、ふたりを結びつけていたものが他にもあったからだ。
「愛犬です。えりさんがドラマで共演して一目惚れした子犬を譲り受け、子供代わりにかわいがっていた。しかし、その子は2年前に天寿を全うしました。ふたりの絆だった愛犬がいなくなったことで、結婚生活を持続する意味がなくなってしまったのだと思います。最終的には離婚の引き金になったのかな…」(前出・渡辺の知人)
そしてついに、土屋は離婚を決意したという。情報番組で、渡辺が昨夏「夫に尽くしすぎた」と漏らしていたと明かされたが、果たして…。現在、ひとり暮らしをしている土屋に聞いた。
──離婚の理由は?