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SB長谷川や江川 「他球団で戦う姿も見たい」と元コーチ

大田泰示は移籍先で輝いた(時事通信フォト)

 プロ野球が開幕して1週間。長いシーズンは始まったばかりだが、開幕ダッシュに成功したチームもあれば、思うように勝ち星を挙げられないチームもある。

 真剣勝負だからこそ、各チームの“ウィークポイント”は如実に浮き彫りになる。一方、「なんであの選手がベンチ?」と思うような、戦力の“ダブつきが目立つチームも。チーム事情で「使う場所がない」なら、いっそのこと「ウチにくれ!」というファンの声が聞こえてくる。

 トレードをきっかけに、新天地で大化けする選手は少なくない。最近では、巨人で鳴かず飛ばずだった大田泰示(28)が、日本ハムに移籍した途端に活躍した。

 西武、中日、ダイエーで先発サウスポーとして活躍し、引退後は西武やソフトバンクなどでコーチを歴任した杉本正氏が話す。

「現場では“あのピッチャー、うちならセットアッパーで活躍できる”“なぜあの選手が二軍なんだ”といった話はよく出ますね。資金が豊富な球団ほど余剰人員は多く、他球団ならレギュラークラスという選手がたくさんいます。ソフトバンクの、長谷川勇也(34)や江川智晃(32)あたりはヨソで戦う姿も見たい」

 2013年に首位打者と最多安打に輝いた長谷川は、近年は足の故障に悩まされているが、バットコントロールは天性のものがあるだけに、DH制のあるパ球団なら活路が見出せそうだ。

※週刊ポスト2019年4月19日号

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