◆田村友乃(24歳/プロ歴3年目)
プロ歴3年弱ながら、昨年は準優勝を果たした大会もあり、年間ランキングは21位と堂々の戦績を残す。ダーツBARで流れていた山口祐理子選手のプレイ映像に衝撃を受けたのがプロになるきっかけだったと話す。「試合では集中力を高めながら気持ちスイッチのオン・オフを切り替えられるように心掛けています」(田村)。目標はズバリ、年間チャンピオンだ。
◆岩田夏海(28歳/プロ歴6年目)
昨年は年間ランキング3位と「頂上」も見据える実力派。近年、女子ダーツ界には“不動の女王”と呼ばれる鈴木未来選手が君臨しているが、「鈴木さんを倒すのは私しかいない、という強い思いで頑張っています」(岩田)と並々ならぬ闘志を燃やす。ダーツイベントなどに招待される機会も増えてというが、「SNSなどを使って言葉で情報発信するのは苦手なので、私自身のプレイスタイルを見せてダーツの魅力や楽しさを伝えていきたいです」(岩田)。
◆菟田美奈子(30歳/プロ歴10年目)
過去に2度も精神的な要因等で突然ダーツが投げられなくなる“イップス”に悩まされた菟田さん。一昨年のツアー途中より右投げから左投げに変えるという奇策に打って出たところ、「ようやく1年経って安定した戦績を残せるようになりました」(菟田)とホッとした表情を見せた。今年は強力サウスポーでランキング上昇を誓う。
●撮影/内海裕之