少し目を離した隙に鍋を焦がしてしまった失敗に限らず、日々の料理で鍋類に焦げは結構ついてしまうもの。鍋を傷めずに焦げをきれいに落とす方法を家事代行サービス「CaSy」のベテランスタッフの松浦純子さんに聞いた。
焦げは酸性の性質を持っているため、アルカリ性の重曹を使えば、焦げと中和してこびりついた頑固な汚れを溶かして落とすことができる。ただし、アルミ鍋や鉄鍋はアルカリに弱いため、使用しないこと。紹介するのは取っ手付きのポリ袋を使った落とし方だが、焦げた鍋が入るサイズの大きな鍋に重曹を入れて落としてもよい。
【1】別の鍋で重曹水を煮立たせる
別の鍋で水と重曹を煮立たせる。焦げた鍋が直径20cmの場合、水1リットルに1カップ(180cc)と大さじ1の割合で重曹を入れる。
【2】ポリ袋に鍋と重曹水を入れる
ポリ袋の口をしっかり縛る。そうすると重曹水のかさが増して、鍋の外側の焦げに行き渡る。そのまま10分置く。
【3】ポリ袋の口を縛り、10分置く
ポリ袋の口をしっかり縛る。そうすると重曹水のかさが増して、鍋の外側の焦げに行き渡る。そのまま10分置く。
【4】スポンジ等でこすり洗いをする
ポリ袋から鍋を取り出し、焦げた部分をやわらかいスポンジや布巾でやさしくこする。みるみる焦げが落ちてピカピカに!
【5】水でよく洗い流す
スポンジでこすりながら、水でよく洗い流す。手荒れが気になる場合は、ビニールの手袋をすると安心だ。
撮影/下重修
※女性セブン2019年4月25日号