中華料理の“王道”であるチャーハンだが、米の種類や具材の組み合わせ、炒め方でまったく違った味わいになる。
今回は、ブログ「チャーハン・炒飯 美味礼賛」筆者の光安弘毅氏がオススメする東京・荻窪の巨匠が腕を振るう迫力満点の絶品しっとりチャーハンを紹介しよう。
76歳のオーナーシェフ・青柳禎一さんが腕を振るう1974(昭和49)年創業の街中華の名店「中華徳大」。絶大な人気を誇る焼飯メニューは現在13種類に上る。
どれも300gのご飯と厳選食材を惜しみなく使い、ボリューム満点。焼飯を注文する客の半数がオーダーするというのが、卵をふんわり炒めた「らんらんトッピング(200円/スープ付き)」。これをのせた「エビ焼飯」(1050円+)は、見た目も味も唯一無二。
衣を付けてカリッと揚げた大ぶりのタイガーエビ6尾のプリプリした食感、ラードと白絞油でネギと共に香ばしく炒めた栃木県産コシヒカリのしっとり感&旨味のバランスが秀逸。「美味い!」の一言に尽きる絶品チャーハンだ。
【中華徳大】東京都杉並区荻窪5-13-6/営業時間=月~金:11時半~13時半(L.O.)、17時半~20時45分(L.O.)、土:17時~20時45分(L.O.)/休み=日・祝
撮影■岩本 朗 取材・文■上田千春
※週刊ポスト2019年4月26日号