ライフ

循環器と栄養の専門家が厳選 血管力を上げる食べ物ランキング

血管力を上げる1位食材はいわし(写真/アフロ)

「人は血管とともに老いる」は、医学界では決まり文句になっているという。人体で最大の“臓器”ともいわれる血管は、あらゆる体の不調と密接なかかわりを持っている。そこで、循環器と栄養のプロに「本当に血管にいい食べ物」を教示してもらった。血管力を上げる食べ物をランキング形式で紹介する。

【以下、25人の「循環器と栄養の専門家」に「血管力を上げる食べ物」を挙げてもらい、1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として集計。6位までに入った食品を掲載した】

◆1位:いわし/42点

「いわしに含まれるEPAは中性脂肪を減らし、ドロドロになった血管を改善してくれる効果が。さらに、血中の赤血球の膜を柔らかくする効能もあり、血管の隅々まで酸素が行き渡るようになります」(中沢るみさん・管理栄養士)

「おすすめは、新鮮な状態で刺身にすること。調理する場合は栄養素が溶け込んだ汁も一緒に食べましょう」(磯村優貴恵さん・管理栄養士)

「EPAと並んで多く含有されるDHAには、認知症予防の効果も」(野田泰永さん・サクラクリニック院長)

「血管を柔らかく保ってくれる成分であるアルギニンも豊富に含まれています」(伊達友美さん・管理栄養士/ダイエットカウンセラー)

◆2位:納豆/29点

「納豆は、大豆イソフラボンとたんぱく質が豊富で、コレステロール値を下げる働きがあります」(望月理恵子さん・管理栄養士)

「ナットウキナーゼには血栓を溶かし血液をサラサラにする役割が。特に睡眠中は血液が凝固しやすくなるため、夜に食べることをおすすめします」(中沢るみさん・管理栄養士)

「納豆に含まれる食物繊維には、腸内環境を整え、余分な塩分や糖分の吸収を妨げる効果が。定期的に食べることで、血をきれいに保ってくれます」(磯村優貴恵さん・管理栄養士)

「たんぱく質や酵素、乳酸菌など血管を丈夫にする成分がバランスよく配合されています」(伊達友美さん・管理栄養士/ダイエットカウンセラー)

◆3位:さば/23点

「血管の持つ弾力性を高め、血栓を溶かす効果のあるEPAとDHAが多く含まれています」(家光素行さん・立命館大学教授)

「EPAを摂ると脂肪が燃焼しやすくなるため、メタボが気になる人も積極的に食べてほしい。ただ、油も多く含むので食べすぎには注意してください」(望月理恵子さん・管理栄養士)

「さばに多く含まれるEPAには脳梗塞を予防する効果も」(平井愛山さん・千葉県循環器病センター・内科・分泌代謝医師)

「いわしと同じく、さばにもDHAがふんだんに含まれており、認知症予防効果も期待できます」(野田泰永さん・サクラクリニック院長)

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

およそ揉め事を起こしそうにない普通の人たちがカスハラの主役になっている(写真提供/イメージマート)
《”店員なんて赤の他人”的な行為が横行》条例施行から2か月、減らないカスハラの実態 都内のコンビニ店員が告白「現役世代のサラリーマンが…」品出し中に激突、年齢確認にブチ切れ、箸に”要らねえよ”
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
六代目山口組の新人事、SNSに流れた「序列情報」 いまだ消えない「名誉職」に就任した幹部 による「院政説」
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《親子スリーショットの幸せな日々》小室眞子さんは「コーヒー1杯470円」“インスタ映え”カフェでマカロンをたびたび購入 “小室圭さんの年収4000万円”でも堅実なライフスタイル
NEWSポストセブン
宮城野親方
何が元横綱・白鵬を「退職」に追い込んだのか 一門内の親しい親方からも距離置かれ、協会内で孤立 「八角理事長は“辞めたい者は辞めればいい”で退職届受理の方向へ」
NEWSポストセブン
元女子バレーボール日本代表の木村沙織(Instagramより)
《“水着姿”公開の自由奔放なSNSで話題》結婚9年目の夫とラブラブ生活の元バレーボール選手の木村沙織、新ビジネスも好調「愛息とのランチに同行した身長20センチ差妹」の家族愛
NEWSポストセブン
常盤貴子が明かす「芝居」と「暮らし」の幸福
【常盤貴子インタビュー】50代のテーマは「即興力」 心の声に正直に、お芝居でも日々の暮らしでも軽やかに生きる自分でありたい
週刊ポスト
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
ホストにハマったAさんが告白する“1000万円シャンパンタワーの悪夢”「ホテルの部屋で殴る蹴るに加え、首を絞められ、髪の毛を抜かれ…」《深刻化する売掛トラブル》
NEWSポストセブン
西武・源田壮亮の不倫騒動から5カ月(左・時事通信フォト、右・Instagramより)
《西武源田と銀座クラブ女性の不倫報道から5か月》SNSが完全停止、妻・衛藤美彩が下していた決断…ベルーナドームで起きていた異変
NEWSポストセブン
大谷夫妻の第1子誕生から1ヶ月(AFP=時事)
《母乳かミルクか論争》大谷翔平の妻・真美子さんが直面か 日本よりも過敏なロスの根強い“母乳信仰”
NEWSポストセブン
麻薬の「運び屋」として利用されていたネコが保護された(時事通信フォト)
“麻薬を運ぶネコ” 刑務所の塀の上で保護 胴体にマリファナとコカインが巻きつけられ…囚人に“差し入れ”するところだった《中米・コスタリカ》
NEWSポストセブン
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
〈ちゅーしたら魔法かかるかも?〉被害女性が告白する有名ホストクラブの“恐ろしい色恋営業”【行政処分の対象となった悪質ホストの手練手管とは】
NEWSポストセブン
公務のたびにファッションが注目される雅子さま(撮影/JMPA)
《ジャケットから着物まで》皇后雅子さまのすべての装いに“雅子さまらしさ“がある理由  「ブルー」や小物使い、パンツルックに見るファッションセンス
NEWSポストセブン