父はアメリカ海兵、日本人の母は外資系企業に勤めるキャリアウーマン。本人は183cmの長身に甘いマスクでハリウッドを目指す──。
澁澤侑哉(21才)なるイケメンハーフモデルに、日本のメディアが熱視線を送っている。
澁澤は初対面の複数の男女がシェアハウスする様子を記録した恋愛リアリティー番組『テラスハウス』(フジテレビ系)のハワイ編に出演し、女性視聴者の心を掴んだ。
「2016年の冬から半年ほどの出演でしたが、彫りの深いエキゾチックな顔立ちで視聴者の人気は高かった。当時は俳優志望でしたが、テラハ出演後、バナナ・リパブリックのモデルや、『最強スポーツ男子頂上決戦』(TBS系)に出場するなど活動の幅を広げています。
実は彼が最近になってメディアの注目を集めているのは、その血縁関係。あの渋沢栄一の一族なんです」(テレビ局関係者)
渋沢といえば、2024年度から発行される新一万円札の肖像の採用が決まった御人である。
“日本資本主義の父”といわれる渋沢は、1840年に現・埼玉県深谷市の豪農の長男として生まれ、1873年には日本初の銀行となる第一国立銀行を設立した。91年の生涯を通じてあらゆる業種の起業に携わり、東京証券取引所、日本赤十字社、東京ガス、帝国ホテルなど、かかわった企業は約500社に及ぶ。
「その功績から1963年にも一度、新千円札の肖像の候補にあがったことがありました。しかし、『ひげ』を決め手に落選。当時は紙幣の偽造防止技術が進歩していなかったため、ひげのない渋沢は肖像が複雑にならず、偽造の恐れが大きかったそうです。そこで、豊かな口ひげやあごひげをたくわえた伊藤博文が、採用されたといわれています」(全国紙記者)
そんな逸話もある著名人と血縁関係にある澁澤だが、これまでひた隠しにしてきたという。
「彼は“その名前には頼りたくない”という思いがあるんです。テラハ出演時はもちろん、その前にはユニクロのモデルも務めていましたが、このことは一切明かしていません」(芸能関係者)
新一万円札に渋沢が決まったことで、澁澤にはメディアからオファーが集まるとみられている。
※女性セブン2019年5月2日号