《今度は食道癌です》、《転移でも再発でもないとの事です》。堀ちえみ(52才)が4月15日、「食道がん」にかかっていることをブログで公表した。堀は2月にステージIVの「舌がん」であることを公表、舌の約6割を切除する11時間におよぶ手術を受けたばかり。懸命のリハビリ生活を送るさなか、今度は別のがんにかかっていたという告白に、世間では驚きが広がった。
今回見つかった食道がんは、舌がんからの転移や再発ではなく、2つのがんが、比較的近い場所で併発したという。
「前回の人間ドックでは食道に異常はなかったそうです。普通なら見過ごしてしまう位置にあり、早期発見はラッキーだと本人も冷静に受け止めています。周囲のかたからは他の部位には発生していないかなど心配する連絡が届いているようです」(堀の知人)
大腸がんや乳がんなど遺伝性が認められる「がん家系」についてはよく聞かれるが、今回の堀のような併発のケースに因果関係はあるのか。
「堀さんのように転移ではなく2つのがんが見つかることを『ダブルキャンサー』といいます。扁平上皮がんは体の表面や内部が空洞になっている臓器の内側の粘膜から発生するがんです。食道扁平上皮がんも遺伝的要因が指摘されています。簡単にいえば、転移ではなくがんが複数箇所に発生するかたは、がんになりやすい体質といえます。定期的に検査を受け、とにかく早期発見に努めることが大切です」(内科医で医療ガバナンス研究所の上昌広さん)
舌がんのリハビリ中での新たながん発覚は身体的にも大きな負担になるはずだが、堀はあくまで前向きだ。
「ご主人が“このタイミングで検査を受けて見つかったのは運がよかった”とポジティブな対応をしてくれたことで、一時期は落ち込んでいた堀さん自身も気持ちを転換できて今回の公表に至ったようです」(前出・堀の知人)
堀は食道がんを公表したブログを《また癌が見つかったけど、それでも自分の身体が愛おしいです。いろいろな病気を経験してきましたが、全て無意味ではないと思っています。頑張ります!》と締めくくっている。
舌がん発覚後も、一時は面会謝絶状態ながらカラオケや義母の病院付き添いなど奇跡的な回復を見せていた堀。今回も家族一丸で乗り越えていく。
※女性セブン2019年5月2日号