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自転車の飲酒運転 5年以下の懲役または100万円以下の罰金に

自転車も飲酒運転は厳禁(イラスト/高梨としみつ)

 小学生が歩行中に遭う交通事故は、新年度が始まったばかりの4月から5月に急増するという。5月の1か月間は、「自転車月間推進協議会」が中心となって、自転車利用者の交通ルール遵守および交通マナーの向上を図るための活動を行う「自転車月間」。改めて、安全に乗るための自転車ルールを確認しませんか?

 道路交通法では、自転車利用時において、以下のような安全ルールを守ることが定められている。

●飲酒運転の禁止
 自動車だけでなく、自転車も飲酒運転は厳禁。罰則は5年以下の懲役または100万円以下の罰金に。

●夜間はライトをつける
 違反すると5万円以下の罰金。ライトをつければ歩行者や自動車からも認識されやすく事故防止に。

●2人乗り、並進の禁止
 並走はもちろん、親子でも6才以上の子供との2人乗りは禁止。違反すると2万円以下の罰金または科料。

●交差点では一時停止する
 信号や一時停止の標識を守り、狭い道から広い道に出る時は徐行を。違反は3か月以下の懲役または5万円以下の罰金。

 この他にも、傘差しでの片手運転、携帯電話やスマホ、イヤホンの使用も禁じられており、5万円以下の罰金対象になっている。自転車ルール教習所の講師・岩切純一さんは話す。

「自転車に乗る時は、傘を持つのも差すのも危険です。視界を妨げ、不安定な上、ブレーキもうまくかけられません。閉じた傘が車輪に絡まって転倒事故を起こすことも。また、ハンドル部分に傘を取りつけて固定している人もいますが、風にあおられてバランスを崩す可能性があります。さらに、取りつけられた傘によって車高が高くなると、普通自転車のカテゴリーから外れるため、法律上、歩道走行が禁止になります。雨の日は傘を差さず、レインコートを着ましょう」

※女性セブン2019年5月2日号

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