スポーツ

大船渡・佐々木に村田兆治氏「先発完投の意識持ってほしい」

大船渡の佐々木朗希投手(時事通信フォト)

 左膝を大きく上げ、マサカリを振り下ろすように腕を振る「マサカリ投法」で通算215勝をあげた村田兆治氏(69)。独特の投球フォームと、引退後でも140kmを超えた速球でファンの記憶に残る村田氏が「俺の後継者」として挙げたのは、日本人史上2位の速球を誇り今秋のドラフト1位が確実視される「令和の怪物高校生」だった──。令和の怪物とも称される、岩手・大船渡高校3年生・佐々木朗希(ろうき・17)について、村田氏が期待をこめて語る。

 * * *
 特に期待しているのが、岩手・大船渡高校の佐々木朗希くん。163kmを投げた映像を見たが、彼は理想的なフォームで投げている。私もそうでしたが、左足を高く上げることでしっかりと軸足に体重を乗せられるんです。そこから左足を踏み出して着地した時も、体が開かずに体重移動ができているから、速い球が投げられる。体幹も強いんでしょう。上腕も柔軟性があるから、より胸を張りながら、肘がしなった瞬間にボールをリリースできています。

 佐々木くんには、是非とも「先発完投」の意識を強く持ってほしい。もちろん、投げすぎてケガをしては元も子もないが、プロに入ってから試されるのは、球数が100球を超えてからの投球術です。

 マウンドでは球数が増えるごとに、腹筋や太もも、膝から下の筋肉にどんどん疲れがたまり、股関節が動かなくなる。私は若い頃からそんな状態で投げ続けることで、肉体的にも精神的にも鍛えられました。

関連記事

トピックス

女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
【薬物検査どころじゃなかった】広末涼子容疑者「体を丸めて会話拒む」「指示に従わず暴れ…」取り調べ室の中の異様な光景 現在は落ち着き、いよいよ検査可能な状態に
NEWSポストセブン
運転中の広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
《広末涼子の男性同乗者》事故を起こしたジープは“自称マネージャー”のクルマだった「独立直後から彼女を支える関係」
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
《病院の中をウロウロ…挙動不審》広末涼子容疑者、逮捕前に「薬コンプリート!」「あーー逃げたい」など体調不良を吐露していた苦悩…看護師の左足を蹴る
NEWSポストセブン
北極域研究船の命名・進水式に出席した愛子さま(時事通信フォト)
「本番前のリハーサルで斧を手にして“重いですね”」愛子さまご公務の入念な下準備と器用な手さばき
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(写真は2023年12月)と事故現場
《広末涼子が逮捕》「グシャグシャの黒いジープが…」トラック追突事故の目撃者が証言した「緊迫の事故現場」、事故直後の不審な動き“立ったり座ったりはみ出しそうになったり”
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
【広末涼子容疑者が追突事故】「フワーッと交差点に入る」関係者が語った“危なっかしい運転”《15年前にも「追突」の事故歴》
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン