大ヒット公開中の劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』。公開3日間で観客動員数は約145万人、興行収入は18億8600万円を超え、昨年“安室透フィーバー”を巻き起こした『ゼロの執行人』を上回るスタートを切った。
毎年魅力的なメインキャラクターが登場するのも、同シリーズの人気の理由のひとつ。今回のメインキャラクターは、コナンの宿命のライバル・怪盗キッドと、これが劇場版初出演となる400戦無敗の空手家・京極真。さらに蘭と恋人同士になった工藤新一の姿も!
そんなキャラクターたちを演じた声優陣に、劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』の見どころやコナンの魅力を語ってもらった。
◆高山みなみ(江戸川コナン役)
今作は探偵と怪盗と空手の達人の三位一体バトル。推理もアクションもラブもコメも絶妙なバランスで展開します。そして、キッド登場作ならではのファンタジーに輪をかけた、新たな表現も見どころです。舞台は初の海外、英語のセリフに字幕スーパー。スタッフとキャストが一丸となり、「基礎を守りながら」攻める。この挑戦し続ける作品づくりが愛される理由の一つだと思っています。劇場に足を運んでくださっている皆様、本当にありがとうございます。温かい「コナン愛」に感謝しております。『紺青の拳』もぜひ隅々までお楽しみくださいね。
◆檜山修之(京極真役)
『コナン』シリーズにはたくさんの魅力溢れるキャラクターが登場しますが、京極にも怪盗キッドにも、それぞれに目標があり、それに向かって邁進しているところに魅力を感じますね。京極に関して言うと、特に好きなエピソードは至近距離から発射されたライフルの弾を避けたところ。僕の中の京極のキャラ作りが結構レベル上がりました(笑い)。映画では、シンガポールの実在する観光名所が大変なことになっています。そこも今回の大きな見どころの1つです!
◆山口勝平(怪盗キッド役)
ファンタジックなアイテムやアクションを自然に物語に取り入れることで、世界観が広がりワクワクできる『コナン』シリーズ。なかでも奇術師の怪盗キッドは、彼そのものがファンタジーな存在です。予告状を読み上げたり、空中歩行や瞬間移動など鮮やかなマジックを披露するシーンは、演じていていちばん楽しいですね。今作では、そんなキッドがコナンとタッグを組んでシンガポールの闇に迫ります。エンディング後までしっかり見てくださいね!
◆河北麻友子(ゲスト声優、レイチェル・チェオング役)
今回は“シンガポールの名探偵”こと、レオン・ローの有能な秘書、レイチェル・チェオング役をやらせていただきました。劇場版のキーパーソンであるレオンを支える知的な秘書にぜひ注目していただきたいです!
素敵な登場人物が多く、大人のかたでも胸キュンするようなシーンがたくさんあるのも大きな魅力です。いつでもかっこいい怪盗キッドですが、予告映像でも流れている「中身を言い当ててくれよ名探偵…殺人という名の、謎めいた拳の中身をな」は、もうカッコよすぎて、生で聞いたときには鳥肌が立ちました!
『コナン』がこんなに長い間、みんなに愛されるのはやはりトリックのすごさだと思います。大人でも、驚くトリックがたくさんあるので、お子さんと一緒に観に行っても楽しめること間違いなしです。
※女性セブン2019年5月9・16日号