国内

新時代が幕を開けた今こそ行きたい「皇居参観ツアー」ガイド

富士見櫓

 新たな時代の幕開けに、激動の時代を見守り続けてきた皇居を改めて訪れてみませんか。東京のど真ん中にあるとは思えない豊かな自然や、見どころ満載のスポットをご紹介します。

 今の皇居は、江戸時代に徳川歴代将軍が居城としていた場所。明治維新後は京都からこの地に明治天皇が移られ、以後現在まで、皇室の方々のお住まいとなっている。

 総面積は約115万平方めーとる。東京ドーム25個分に相当する。敷地のほとんどは緑地のため、夏の平均気温が周辺より2℃低く「クールアイランド効果」を都心にもたらしている(環境省調査による)。見学はすべて無料だ。新緑が美しいこれからの季節、そして新たな時代が始まる今こそ、ぜひ訪れたい場所といえるのではないだろうか。

〈皇居参観ツアーの見どころピックアップ〉
参観係の解説を聞きながら皇居内の建物を見学できる『皇居参観』コース(約1時間15分)。アップダウンがあるので、歩きやすい靴で参加するのがおすすめ。

【富士見櫓】品川の海、富士山、両国の花火を望んだ櫓
高さ約16mの三重の櫓で、現存する江戸城の遺構のひとつ。将軍らがここから品川の海、富士山、両国の花火を眺めたという。

桔梗門

【桔梗門】集合場所は桔梗門前 皇居参観の入場門
皇居参観参加者、関係者以外はこの門を使用できない。門前では皇宮護衛官が警備に当たっている。

宮内庁庁舎

【宮内庁庁舎】「結婚の儀」が行われた場所
昭和10年(1935)建築。昭和34年(1959)の両陛下のご成婚では「結婚の儀」が行われ、パレードはこの宮内庁庁舎から出発した。

正門鉄橋

【正門鉄橋】橋上から丸の内ビル群を望む
江戸時代、木橋の頃、強度を保つために二重で橋が架けられたことから二重橋の愛称に。現在は鉄の橋となっている。前方は正門石橋。

〈皇居参観DATA〉
・住所:東京都千代田区千代田1番1号
・参加料:無料
・申し込み先:事前申請はインターネット、電話+郵送(又は窓口)にて(参観当日は許可証を持参)。また当日受付は、皇居桔梗門前にて午前は9時、午後は12時30分から整理券配布。先着順(満員になり次第受付終了。本人を確認できるものを提示) 
・定休日:日曜・月曜・祝日(土曜である場合を除く)、7月21日~8月31日までの午後、12月28日~1月4日、ほか行事等の実施のため支障のある日・回。
・所要時間:約1時間15分。
※日ざしを遮る場所が少ないため、帽子や日傘、飲料水を持っていくとよい。

撮影/太田真三

※女性セブン2019年5月9・16日号

関連記事

トピックス

タイと国境を接し、特殊詐欺の拠点があるとされるカンボジア北西部ポイペト。カンボジア、ミャンマー、タイ国境地帯に特殊詐欺の拠点が複数、あるとみられている(時事通信フォト)
《カンボジアで拘束》特殊詐欺Gの首謀者「関東連合元メンバー」が実質オーナーを務めていた日本食レストランの実態「詐欺Gのスタッフ向けの弁当販売で経営…」の証言
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《ベイビーが誕生した大谷翔平・真美子さんの“癒しの場所”が…》ハワイの25億円リゾート別荘が早くも“観光地化”する危機
NEWSポストセブン
まさか自分が特殊詐欺電話に騙されることになるとは(イメージ)
《劇場型の特殊詐欺で深刻な風評被害》実在の団体名を騙り「逮捕を50万円で救済」する手口 団体は「勝手に詐欺に名前を使われて」解散に追い込まれる
NEWSポストセブン
戸郷翔征の不調の原因は?(時事通信フォト)
巨人・戸郷翔征がまさかの二軍落ち、大乱調の原因はどこにあるのか?「大瀬良式カットボール習得」「投球テンポの変化」の影響を指摘する声も
週刊ポスト
公然わいせつで摘発された大阪のストリップ「東洋ショー劇場」が営業再開(右・Instagramより)
《大阪万博・浄化作戦の裏で…》摘発されたストリップ「天満東洋ショー劇場」が“はいてないように見えるパンツ”で対策 地元は「ストリップは芸術。『劇場を守る会』結成」
NEWSポストセブン
なんだかんだ言って「透明感」がある女優たち
沢尻エリカ、安達祐実、鈴木保奈美、そして広末涼子…いろいろなことがあっても、なんだかんだ言って「透明感」がある女優たち
女性セブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
過去の大谷翔平のバッティングデータを分析(時事通信フォト)
《ホームランは出ているけど…》大谷翔平のバッティングデータから浮かび上がる不安要素 「打球速度の減速」は“長尺バット”の影響か
週刊ポスト
電動キックボードの違反を取り締まる警察官(時事通信フォト)
《電動キックボード普及でルール違反が横行》都内の路線バス運転手が”加害者となる恐怖”を告白「渋滞をすり抜け、”バスに当て逃げ”なんて日常的に起きている」
NEWSポストセブン
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン