4月26日昼過ぎ、秋篠宮家の長男、悠仁さまが通われるお茶の水女子大学附属中学校(東京・文京区)で、悠仁さまの机に刃物が置かれているのが見つかった。果物ナイフとみられる2本の刃物が、長さ約60cmのアルミ製の棒の先端にテープで固定され、刃の部分はピンク色に塗られていた。
皇位継承順位第2位になられ、将来の皇室を担われる悠仁さまが狙われたそのテロ未遂事件に、列島は震撼した。
「当時、悠仁さまやクラスメートは体育の授業を受けるため教室から離れていて、刃物を発見したのは学校関係者でした。もし悠仁さまが教室にいたらと思うと、ゾッとします。警察上層部は事件の重大性を鑑み、殺人や強盗など凶悪犯罪を担当する警視庁捜査一課を投入し、早期解決を厳命。発生3日後に犯人逮捕に至りました」(全国紙社会部記者)
神奈川県平塚市内のホテルに潜伏中、建造物侵入の容疑で逮捕された長谷川薫容疑者(56才)。
「容疑者はフェンスをよじ登って学校敷地内に侵入し、防犯カメラの配線を切断した上で、ヘルメットをかぶって工事業者を装って中学校の校舎に侵入。ナイフを置いたあと正門を通って逃走するまでわずか20分という手際のよさだったそうです。
犯行発覚後、お茶の水中周辺で捜査員がヘルメットを発見。容疑者はそれを都内の東急ハンズでクレジットカードを使って購入していて、名前や住所が判明した。校舎に侵入する際、インターホンのカメラに顔が映っていたことも逮捕の決め手になりました」(前出・全国紙記者)
長谷川容疑者は、JR京都駅から車で30分ほどの京都市内の公営団地に住んでいたという。近隣住民が言う。
「小柄で愛想のいいお母さんと2人で長年暮らしていましたので、息子さんは独身だったと思います。たまに買い物袋を持った息子さんを見かけましたが、仕事をしているのかどうか…。高齢のお母さんは最近亡くなられたと聞いています。それから息子さんの姿を見なくなった矢先の事件でした」
なぜ長谷川容疑者は犯行に及んだのか。警察の調べに対し、天皇制について批判的な供述をしているという。
「公安当局のデータでは、過去の天皇制反対の集会への参加名簿に同姓同名の名前があったが、特定の思想団体への所属経歴は認められなかった。テロ行為の狙いは、天皇制反対の意思表示だったのか、それとも秋篠宮家や悠仁さまをターゲットにしたものだったのか、捜査が続いています」(前出・全国紙記者)
※女性セブン2019年5月23日号