「どこ行く?」「何する?」──。始まる前から大盛り上がりだった10連休。JTBによれば、連休中の旅行者数は合計2467万人で、国内海外ともに過去最高を記録した。
数字だけ見れば予想通りの賑わいぶりだが、さすがに前代未聞の10連休だけあって、「想定外」のことも。
連休初日、この日を移動にあてた人が多かったせいか、大混雑が予想された東京ディズニーランドはガラガラ。普段なら数時間待ちが当たり前の人気アトラクション「スペース・マウンテン」や「ビッグサンダー・マウンテン」がわずか20分待ちで、5分も待たずに乗れるアトラクションが多かったという。
ツイッター上には《今日、ホントに空いてるね》といったつぶやきが、閑散とした園内の写真や短い待ち時間の写真とともにアップされ、《羨ましい!》《今からでも行きたい》などの書き込みが続いた。
観光客でごった返すかと思われていた京都も、連休を通じて意外なほど空いていて、
《今日は家族で京都満喫。空いてたから金閣寺、龍安寺、本願寺を制覇!》
《京都めちゃ空いてて、お昼もカフェでのんびりできた》
と、こちらもツイッター上で話題になっていた。
渋滞予想もことごとく外れ、比較的空いていると予想されていた4月30日と5月1日が逆に大渋滞。「10km程度」のはずが実際には「最大40km」だったり、まったく混まないといわれていた道路が20km以上渋滞したケースもあった。
東京ディズニーランドや京都とは逆に、想定以上に人が殺到したのが、いちご狩り。早々にいちごが採り尽くされ、10連休の半ばで閉園に追い込まれたいちご園が続出。
「家族で早朝からいちご狩りに出かけ、途中、渋滞もあって11時頃にいちご園に到着。そうしたら、もう受付が終了しててビックリ。子供が楽しみにしていたので、ガッカリすぎます」(40代主婦)
美容整形クリニックも、いちご園並みに混雑していた。
「整形直後の顔の腫れなどを落ち着かせるダウンタイムが、1週間から10日程度の施術が多い」(美容ライター)という理由から、10連休は絶好のチャンスだったようだ。
「都内の美容整形クリニックは10連休中ほぼ予約でいっぱい。韓国に整形ツアーで出かける女性も多かった」(前出・美容ライター)
連休明けの今、改元とともに新たな自分を手に入れた“令和美人”が周りにあふれてはいないだろうか。
※女性セブン2019年5月23日号