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経済成長アピールする韓国、ようやく発展途上過ぎたのが実態

経済成長を盛んにアピールしてきたが…(AFP=時事)

 韓国の文在寅大統領は、現政権における経済成長を盛んにアピールしてきた。今年1月、韓国銀行が1人当たりのGNI(国民所得)が3万1000ドルに達したと発表。「人口5000万人以上の国で3万ドルを超えたのは世界で7番目」というコメントも添えられていたが、皮肉なことにこの数字は韓国経済の失速を露呈させていた。

 韓国のGNIが2万ドルを超えたのは2006年で、3万ドル達成までにそこから12年かかった計算になる。

 2万ドルから3万ドル到達に要した期間は、他国が平均9年。日本は5年で達成しており、文政権が誇る“成長”は諸外国に比べると緩やかだ。韓国情勢に詳しい『デイリーNK』編集長の高英起氏が語る。

「このところ国内の大企業も収益が伸び悩んでいます。経済成長率がずっと上がり続けることはありえない。韓国は先進国入りを強くアピールしていますが、逆に言えば、『ようやく発展途上の段階が過ぎた』ともいえるのです」

※週刊ポスト2019年5月17・24日号

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