《39年所属しておりました太田プロダクションの事務所スタッフには誰ひとりも観てもらえなかったことがとても残念でした》
山田邦子(58才)がブログで突然綴った“絶縁宣言”が波紋を広げている。
太田プロは多数の人気タレントを抱える芸能事務所。片岡鶴太郎、有吉弘行、高島礼子、故・川島なお美さん。最近は前田敦子、大島優子、指原莉乃らも所属する。
「ビートたけしさんも元々は太田プロ。常に人気タレントを多数抱えていました。なかでも邦子さんはいちばんの古株。まさに“ミセス・太田プロ”です」(ベテラン芸能記者)
今年は山田のデビュー40周年の記念イヤーでもある。
「邦子さんはデビューから40年、ずっと太田プロ。いったい何が起きたのか…」(前出・ベテラン芸能記者)
山田が「誰ひとり見てくれなかった」と不満を口にするのは、4月27、28日に歌舞伎座(東京・銀座)で行われた「長唄杵勝会」。山田にとって芸能生活40周年に名取・杵屋勝之邦を襲名する特別な公演だった。
「確かに邦子さんにとってその日は大切な舞台でした。でも、彼女がその1回だけでキレたとは考えにくい。一時はテレビ界のクイーンといわれ、好感度タレント調査でもダントツの1位だった邦子さんのテレビ出演が激減したのは20年近く前。しかし、邦子さんの芸は今もピカイチです。それなのに依然として燻っている状況が続いていることに根深い問題があるのではないでしょうか」(事務所関係者)
都心に構える豪邸に、真っ赤な車を運転して帰ってきた山田に話を聞いた。
山田は少し上を向きながら、「20年ぐらい前かな、事務所の様子が変わっていってしまった」と話し始めた。
「恩義のあった前社長が引退して会長に、その息子が新社長になってから、私のマネジャーが動いていない状態なんです。ほら、今もひとりでしょ? もう末期的なのよ」
──事務所とうまくいっていない?
「事務所は私に全然関心がないの。(今回の舞台も)私のプライベートなことだからって。でもさ、芸事でしょ?」