来年に迫った東京五輪2020。マラソン競技はもちろん都内の公道で行われるわけだが、沿道で応援するなら「日本橋(中央区)交差点」か「神保町(千代田区)交差点」に陣取るのがおすすめだ。なぜならこの2つの交差点は、選手が3回通るポイントだから。
神保町は7km、31km、35kmで、日本橋は10km、20km、28kmの時点で通過するため、序盤・中盤・終盤の勝負どころが楽しめる。また、15km地点の雷門前と25km地点の東京タワー増上寺前の折り返し地点も穴場だ。
◆超難関の自転車ロードレースも沿道で見たい
沿道で世界のトップレーサーの雄姿を見るなら自転車のロードレースが注目だ。今回は府中市と調布市にまたがる武蔵野の森公園からスタート。最初の10kmはパレード走行区間のため低速で走るので、実は観戦もしやすい。
男子は約244km、女子は約147kmの長丁場で起伏の激しい超難関コースを通り富士スピードウェイを目指す。
「ツール・ド・フランスのような自転車レースは通常チーム戦ですが、東京五輪は個人戦で選手同士の力勝負。勝負どころの峠越えの上りは見逃せません」(スポーツライター・折山淑美さん)
オフィシャルスタートは是政橋(東京・府中市)。そこから道志みち~山中湖などを経由(男子の場合)する。どこかで世界の走りを目にするのもエキサイティングだ。
◆主な注目「0円観戦」スポット
【陸上競技・マラソン】コース沿道
酷暑が予想されるだけに、女子決勝(8月2日)・男子決勝(8月9日)ともに早朝6時スタートに決定。オリンピックスタジアム観戦は有料だが、沿道なら0円。人気の観戦ポイントは競争率も高そうなので、早めに起きて出かけよう。
【陸上競技・競歩】皇居外苑
皇居外苑の周回コースで行われる競歩は、チケット販売はなく、無料観戦が基本となる。男子20km決勝(7月31日)・女子20km決勝(8月7日)は午前6時スタートだが、男子50km決勝(8月8日のみ)、午前5時30分スタート。
【自転車競技・ロードレース】武蔵野の森公園~富士スピードウェイ
出発は男女ともに武蔵野の森公園。ここから人見街道~東八道路~府中街道にかけてはパレード走行区間で、先導車に従って低速走行。是政橋付近からオフィシャルスタートとなり、富士山麓まで戦いの火蓋が切って落とされる。
※女性セブン2019年5月23日号