「聖子」と「じゅん子」の戦い──奇しくも1964年の東京五輪の年に生まれた“同級生”の2人が、来年の東京五輪で晴れ舞台に立つ次期五輪担当相の座を争うと見られている。
“本命”はJOC副会長でもある橋本聖子・自民党参院議員会長(54)だ。
「聖子ちゃんは森喜朗・東京五輪組織委員会会長の秘蔵っ子で、東京五輪開催の年に大臣をやるために入閣を見送ってきた。夏の参院選後の内閣改造で晴れて五輪相に就任するのは既定路線」(細田派議員)
対抗馬は三原じゅん子・自民党女性局長(54)。こちらも実力者である菅義偉・官房長官の側近として知られ、「次は入閣」が有力視されている。逆転のチャンスはあるのか。事情通議員が言う。
「橋本さんは議員勤続24年で女性議員の長老格なのになぜかまだ入閣経験がない。何度も大臣候補に名前があがりながら入閣できないのは、高橋大輔選手とのキス事件などがネックになっているという見方が絶えない。大臣候補の身体検査の責任者は菅官房長官だけに、側近の三原氏の逆転もありえない話ではない」
“金メダル”はどっちに?
※週刊ポスト2019年5月17・24日号