昨年、俳優デビュー作となったドラマ「中学聖日記」(TBS系)で一躍ブレークした岡田健史(20才)。10代最後の晴れ舞台となったのが、初の始球式だった。
元高校球児の岡田が、地元・福岡のヤフオク!ドームの始球式に登板。真っすぐに投げ込んだ球はノーバンで119キロを計測し、球場は歓声に包まれた。
「父とテレビや球場でホークスを応援していたので、夢にまで見たヤフオクで投げられて楽しかったです。でもボール球でしたし、40点です」と自己採点はやや厳しめ。
それでも「明日が20才の誕生日なので、その前日に投げられて光栄です」と、10代最後の夢舞台に笑顔をほころばせた。(5月11日、福岡 ヤフオク!ドーム、ソフトバンク対ロッテ戦始球式)
翌、記念すべき20才の誕生日に、4000人のファンと初のファンミーティングを敢行。その直前にインタビューを敢行した。
20才になった瞬間は、「今日のファンミ―ティングの準備をしていました」と、ワクワクした表情で明かしてくれた岡田。前日の10代最後の一日は、地元・福岡での始球式の後、母親へ感謝を伝えた。
「始球式で着たユニフォームは、母にプレゼントしました。20才になった区切りでもあるので、“これからもよろしくね”ということを伝えました。高校からは寮生活だったんですけど、子供の頃の誕生日には、家族が必ずケーキを買ってお祝いをしてくれていたんです。ケーキは何でも食べるんですけど、いちばん好きなのはフルーツタルト(笑い)」
昨年、デビュー作となったドラマ『中学聖日記』では、有村架純の相手役に大抜擢されて、瞬く間に注目の存在に。改めて振り返ってみると…?
「激動の1年で、自分の感情が忙しかった。(11年間続けた)野球で学んだことが自分の人生の基盤としてあるんですけど、野球にしても、(ドラマで)作品を作るということにしても、組織の中にはいろんな人がいる。その中で自分は何ができるか、何をやるべきかを考えて、1つの目標に向かっていくのは一緒だと気づきました。それがいちばんの成長ですね。おじいちゃんになっても“岡田健史を見たい”と言ってもらえる、唯一無二の役者になるのが目標です」
20才になって挑戦したいことといえば?
「ピアノをやってみたい。学生時代からの男友達がピアノがすごく上手で、カッコいいなと尊敬しているんです。最近、ピアノの曲も聴き始めたんですけど、いつか自分の好きなジャズピアノの曲を弾けるようになれたらいいな…と思います。あと、ボリビアのウユニ塩湖には、死ぬまでに必ず行ってみたいですね!」
撮影/平野哲郎、中西ゆき乃
※女性セブン2019年5月30日号